イタリアの旅🇮🇹 ② ベネチア

前の晩は本島の古いホテルに泊まった。夜から明け方にかけてまとまった量の雨が降った。8時に出発の頃は小雨模様からスタート。

サンマルコ広場
カナル・グランデ
サンマルコ寺院、
使徒マルコの聖遺物、祀られる
サンマルコ広場、陽射し強い

午前中は市内観光、ベネチアングラスの工房ムラノを見学したあと、ゴンドラに乗船。空はすっかり快晴で青空に変わり、自然とサンタルチアを歌いたくなる。YouTubeを流しながら口づさんだ。船頭さんは細心の注意で建物ギリギリのところでゴンドラを進めている。歌を歌う余裕はないようだ。

乗客4名で優雅に進むゴンドラ

自由行動は約2時間。路地の散策や買い物をするとランチタイムは長くとれない。ガイドさんおすすめのパンとお菓子が人気のカフェ、 Rosa Salva のカウンターでサンドイッチとリコッタチーズクリームが入ったカンノーロ(映画ゴッドファーザーで有名になったシシリー島のお菓子)を急いで試食して街歩きに出た。

イタリアの旅🇮🇹 ①ミラノ

ミラノ・リナーテ空港

学生の頃から訪ねたかったイタリア、コロナ禍で計画が3年延期された。すると今回は円安で急激な旅行費用の値上がりだ。

時間が大事なシニア時代、元気なうちに行動しよう。
ということで久しぶりの欧州旅行は不安もあったが、72歳の誕生日に出発となった。

羽田空港からローマ空港で乗り換え、ミラノ空港へ無事到着。途中、グループの1人のロストバゲッジの事故があったが、ホテルチェックインは夜中の1時30分だった。

ドゥオモ、ミラノ大聖堂

翌朝は朝食後、8時に出発、スフォルツェスコ城周辺の公園を散策。9時前で観光客もまだ少なく、地元民も犬の散歩などゆったりと朝の時間を過ごしている。ここはミラノだ。

ミラノ大聖堂の内部

時計が9時を回って大聖堂の内部のステンドグラス、ガレリアショッピングセンター、スカラ座広場と市内観光。1時間ほどの自由時間でスカラ座隣接の博物館を見学した。時間は15分しか残されていなかったが、スカラ座内のリハーサル風景をのぞいたり、バルコニーからの眺めも確認できた。

スカラ座博物館
スカラ座博物館2階ベランダから広場を眺める

スカラ座広場のレオナルド・ダ・ヴィンチ像を仰ぎ見ると、今までの知識の断片が一挙に思い出され感慨深い。

レオナルド・ダヴィンチ像
 スカラ座広場

この日のメイン観光スポットはダヴィンチの「最後の晩餐」だ。

広い部屋で入場制限をしながら鑑賞させてくれ、作品を目の前にしてゆっくり細部を観察できた。神聖な祈りの気持ちで訪れる人々が多い。添乗員から、まちがってもピースサインで写真を撮らないよう、と注意があった。しかし10月7日に始まったパレスチナの地での争い、早期の終結と聖地の平和を祈った。

「最後の晩餐」、レオナルド・ダ・ダヴィンチ
サンタマリア・デッレ・グラッツェ教会、
「最後の晩餐」で有名

永遠の都ローマ展

平日はネット予約なしで入館でき、シニア料金ありということで、快晴の火曜日午後から上野の東京都美術館へ向かった。

一番関心があった作品は、カピトリーノ美術館にある大理石の女神像。古代ギリシャのプラクシテレスのヴィーナス像に基づき、2世紀に制作された。会場では360度の舞台に置かれていた。後ろ姿も美しく、新作のように今という時代ととけあっていた。

カピトリーノのヴィーナス
 (部分、2世紀)

入場してすぐ目に入ってきたのは「カピトリーノの牝狼」のブロンド像。狼がロムルスとレムスの双子を育てた、という伝説がある。二人はローマ建国者としてのシンボルで、日比谷公園にもレプリカが置かれている。

カピトリーノの牝狼、複製
(原作はBC5世紀)

70点の彫刻や絵画の中で、親しみを感じたのはカラヴァッチョ派の画家が描く「メロンを持つ若者」。以前カラヴァッチョの作品展で圧倒された体験がある。思わず絵の前に歩み寄った。

メロンを持つ若者
1626-29年カラヴァッチョ派

秋芳洞・秋吉台、山口の旅 ③

最後日は朝、雨が降ったり止んだりの天気の中、出発。小郡萩道路の秋吉台ICから5分ほどで、秋芳洞正面入り口に10時頃到着した。入り口手前に延びる商店街をのぞきながら歩くのも楽しい。雨は止んできた。

秋芳洞正面入り口
特別天然記念物、秋芳洞正面入り口

入り口にある池や山道が雨上がりの朝靄に包まれて幻想的だ。

枯れた滝、秋芳洞
黄金柱、秋芳洞

想像より大きく、そびえる大鍾乳洞、自然が産んだ様々なアートに名前がつけられている。
上がりコース1キロの上り坂を1時間ほどかけて歩いた。帰りは別ルートの下り坂だが、黒谷入り口から外に出て休憩した。店の椅子にかけてオロナミンCドリンクで水分補給だ。気温は相当上がってきた。

地上を約2キロ、30分かけて歩き、正面入り口に戻った。

日本最大級、カルスト台地

次は秋吉台を一望できるカルスト展望台へ行く。
約3億5千年前に南方の海で珊瑚礁として誕生し、今日のカルスト台地を形成した。展望台近くにカルスターカフェがあった。ちょうど空腹を感じてきた頃、ハンバーガーのランチをいただきながら休憩した。

特別天然記念物、秋吉台

秋芳洞、秋吉台と両方で小学生グループが引率者と野外活動をしていた。すれ違いどき、旅行者に元気な声であいさつをしてくれる子供もいた。遠足は楽しそうだ。

角島・元乃隅神社、山口の旅 ②

二日目、下関駅近くから車で海岸線の一般道を北上すること約2時間。非常に興味があった角島大橋と対面した。

曇り空でコバルトブルーの海は期待できない、とやや諦めていたが、岸辺付近の海底も見え、グリーンがかった青い海に出会えた。

角島大橋、1,780m
 開通 2000年

橋を渡り、明治時代から今に至る、現役の角島灯台に着いた。英国の灯台技師ブライトンが建てた外壁の御影石が美しい洋式灯台。内部もヨーロッパの教会の鐘撞きの塔を思い出させる。急な螺旋階段が123段続き、最後はハシゴのようにほぼ直角。手すりと天井から下がる太いロープを頼りに上がる。高齢者向きではない、今回体力を振りしぼり昇ったのは良い記念になった。

角島灯台、洋式総御影石造り
 1876年完成

橋の近くの「道の駅ほうほく」は海山の食品やお菓子の品揃えが多く、人気があるらしい。私は記念に缶入りの小さなビカクシダの植木を買った。

次の目的地は車で3、40分。日本海に面する元乃隅神社に到着した。この神社はユニークで、宗教法人には属していない個人所有の神社だ。地元の網元、岡本さんが1955年、夢のお告げで白い狐を祀った。最近アメリカのCNN放送局で「日本の最も美しい場所31選」に選ばれ、訪れる観光客が急増したそうだ。

元乃隅神社、鳥居内の狐像三体
元乃隅神社、長門市

新しい御影石の狐が三体神社で祀られ、そこでお参りしてから、123基の赤い鳥居をくぐって海岸に降りる。この石段や岩場を歩くのも体力を要する。帰り道は迷わず駐車場に通じる近道を選んだ。

関門海峡、山口の旅 ①

9月19日から下関の唐戸桟橋近くに二泊投宿した。
今回は、お墓参りのあと、出身地の山口県の現在を観る旅になった。従兄弟が車で案内してくれた。

幼稚園の頃、東京へ引っ越したので、幼い頃の記憶はあまり残っていない。カトリック系の幼稚園の建物は残っていた。今も子供達は通園している。

ホテルの近くに桟橋があり、門司港行きと巌流島行きの2航路がある。巌流島までは所要時間10分。海峡の波は荒く、船酔いしそうなところで到着した。

巌流島、小次郎と武蔵
巌流島航路、船上から

昔は30軒程の住民が住んでいた島も今は無人島、公園になっている。
400年前の伝説が有名な、「宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘の聖地」の看板があった。佐々木小次郎は敗者になったが、島の名前は小次郎の剣道の流派、巌流の名前がつけられている。

下関、唐戸桟橋の夜景

桟橋の周りは散歩道が整備されている。夕食後、散歩に出ると波は荒く、桟橋に打ちつける音が絶え間なく続いていた。
昼間の海面とは打って変わって暗く、引き込まれるようだった。

山下清展:生誕百年目の大回想

新宿の損保美術館の山下清展を訪ねた。
8月9日、水曜日の午後、アクセスが複雑な場所にもかかわらず予想外の大勢の人々。190点ほどの山下清の生涯をたどる生誕100年目の回顧展を十分に堪能し、今まで見たことがなかった油彩画や陶磁器にも触れることができた。

山下清自画像、貼絵

1922年、関東大震災の翌年に東京に生まれ、1971年ドルショックがあった年に49歳の画家の生涯を閉じた。
私の人生と20年ほど重なり、当時の生活や風景、思想、旅行事情など思い出した。

長岡の花火、貼絵、1950
回顧展のポスターにも掲載されている

画家活動が始まり、勧められて油彩画に挑戦、花々を多く描いた。
チューリップは私の好きな花でファイルを購入した。

チューリップ、油彩、1951

日本中を旅した山下清は、海外旅行が難しい時代、今度は外国の渡航を希望する。2回40日の欧州旅行に出て、進化した作品を残した。

パリのノートルダム寺院、水彩画1961

人並みはずれた記憶力と集中力で、帰国後1年経っても景色を再現できる能力、拡大鏡のような眼、多くの中間色を組み合わせる色彩感覚、、、天才以上の人物、唯一無二だ。

スイス風景、貼絵、1963

みなとみらいスマートフェス2023

7月31日月曜日 19時30分から約30分間、二万発の花火が踊り、夢の時間が過ぎた。約二ヶ月前に協賛席のチケットを入手し、待ちどおしい日々を過ごした。

雨天の場合、順延はなく中止となるが、今まで幸運にもそのような事態はなかった。今日の未明前3時ごろ、珍しいゲリラ豪雨と連続の雷が轟いた。昨夜の花火大会の天候に感謝した。

期待高まる19時15分の会場
耐震バース

MMスマートフェス2023

                             photo by Hana

国宝の寺、浄土寺(真言宗泉涌寺派)④

旅の最終日は、石畳を歩く古寺巡りでゆっくり散策することにした。多くの寺院の中、観光案内所で勧められた浄土寺を目指した。

浄土寺山門、南北朝時代、重文

浄土寺は尾道駅からいちばん奥、瑠璃山を背景に尾道水道を眺める場所にある。616年の飛鳥時代、聖徳太子が開基したと伝えられている。

多宝塔、鎌倉時代、国宝

参詣者は二人だけ、建物の中は入場料300円で方丈を見学できる。入り口にはNHKのブラタモリがロケに訪れたことを紹介している。古い台所や襖絵の座敷、庭園と廻った。

浄土寺の襖絵


当寺は江戸時代、京都にある皇室の菩提所、泉涌寺の末寺となり、大本山として1400年の法燈を継承している名刹だ。
私と友人は、京都の泉涌寺は2年前の秋に訪れておりすぐに思い出した。

浄土寺方丈、中庭

同じ泉涌派に属する鎌倉の覚園寺は住職も当然ご存知だ。
友人が「家の菩提寺は泉涌寺派の鎌倉覚園寺です」とご住職に伝えると「泉涌寺派は全国でも少ない、これがご縁と言うものでしょう」とコメントしていた。

御朱印、聖徳太子の南無仏太子像
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