ベルリンから来た禅僧、ネルケ無方さん

10月17日NHK教育テレビ「こころの時代」で禅僧のインタビュー、紹介番組を観た。1時間の番組で禅のお話はわかりやすく、体験談は興味深かった。

ネルケ無方さんは兵庫県安泰寺の運営を任されている。18年間、山奥で自給自足の生活を実践した。海外や国内から受け入れた雲水との修行も語っている。彼には高校生の時から「生きる意味とは何か?」のテーマがあった。祖父はキリスト教の牧師である。大学では哲学を学んだ。その問いの答えを求めて日本にやって来た。

寺では多くを説明されず、日本語の壁もあった。厳しく過酷な座禅や毎日の料理、お米の炊き方、すべて試行錯誤だ。今は高い位も得て、リーダーになっているが、今年安泰寺を2代目に譲って、大阪で新しく出直すことを決めたと語る。現在52歳である。

貨幣制度がない時代、お金がない時代は「人々は天地いっぱい生きていた。今はお金のせいで人生がゲームになっている」
「生きる意味とは?」ご自身のテーマに対して、その答えは「ない」そうだ。
「ただ呼吸して生きることだ」と語る。

厳しい修行を経験された結果で、孤高の禅僧の真実だと思った。

胃カメラ検診の1日

10月16日、胃カメラ検診を昼近くに予約していた。
美味しく食べることは元気のもと、胃が元気であることが大事だ。胃の状態を10年ぶりに検査してもらった。

前回の記憶は薄れていた。今回も鼻からファイバースコープを入れて10分程度の検査。検査前に胃をきれいにするコップ半分くらいの液体を飲んだ。鼻に入れるゼリー状の麻酔、別のスプレー液は喉にかけた。注射の麻酔はなく、一部始終をモニタで確認できたのはよかった点だ。「喉もと過ぎて」少しは楽になったが、その前は痛みがあり、力を入れていたので、息をするの忘れていた。

涙も出て来る。途中、先生が「呼吸できますか?」と言われ、呼吸することを思い出した。そのあとは、ずっと声を出しながら深呼吸していた。事前に心得を知るのは大事だった。今回は意識的に考えないようにして当日を迎えたのが反省点だ。胃壁は問題なし、食道に軽く炎症あり。その場で説明があった。

大仕事を終えた解放感。昨日夕食から絶食していた。1時間後に食事をして良い、ということで、胃カメラ無事終了を祝って、近くの日本食レストランで秋の味覚の会席料理を頂く、少し贅沢なランチを思いついた。松茸土瓶蒸しもついている。何十年振りかの松茸お澄まし汁。これから何回、秋の味覚を食することができるだろう。

ランドマーク69階から
秋の横浜港を臨む

窓からは横浜港を一望できる。飛鳥Ⅱも停泊している。

映画「ある画家の数奇な運命」

10月8日、みなとみらいにあるツタヤカフェの2階にある新しい映画館に行った。シートはリクライニングになり、音量も大き過ぎず快適だ。空調の微風が少し気になったがコロナ対策だろう。

この映画はドイツの著名な「新表現主義」の画家、ゲルハルト・リヒターを描いている。画家の希望で登場人物は特定できないように脚色されている。1930年代からのナチス時代から始まる。戦後、主人公のクルドは妻と共に、西ドイツのデュッセルドルフに移住した。ナチスの安楽死事件、その後の家の血統を尊重する義理の父の行動など重いテーマがある。そのような時代の中で、主人公のクルドはマイペースを貫き、世間の人々と異なる時間を過ごし、自分を納得させた。妻の揺るぎない愛を得たクルド、苦悩の末、芸術家としての自分のテーマを見出した。そして初めての個展で評判になり、成功していく。

日本にもリヒターの作品がある。2016年、瀬戸内海の無人島の豊島に常設された。ネットで画像を検索した。美術館建物は角材のようでシンプル、デザインは本人が手掛けた。作品は14枚のガラスの立体オブジェで、周りの海や陽光、虹の光を楽しめるそうだ。

ガラスに写る訪問者等や海が重なって映り込むが、これも作品の一部とあった。映画を見た後、よく理解できる。

 

ブログ開設からの一年

2019年の10月7日にブログを開設し、15日に始めての投稿をした。
ちょうど1年たった。初めは旅行記も多かったが、コロナ禍で五ヶ月で中断。それでも日本の歴史的文化的な場所を5箇所、巡ることができた。11月の伊勢神宮から始まり、天橋立、奄美大島、京都迎賓館と宇治市、最後は3月に米子城跡と足立美術館と訪ねることができた。まだまだ行っていない名所が数多くある。

エッセイや詩の作品もまとめた。すると今年初めには100作品以上になり、読みづらい。電子書籍を考えた。目次をつけると読みやすく、消えることもない。古稀以降の計画を前倒しにして、4月から準備に取り掛かることにした。今は最終の校正作業をしている。

シニア生活のエッセイは「原則、週一回月曜日の午後に投稿する」と決めた。回数が多くなると、内容も文章に対しても、考える量が違ってくる。

今年、ホッとしたことはコロナ規制が強まる前の2月から4月末までかけて、マンションの居住部分の給水管更新工事が完了したこと。年季が入った建物は50年経ち、水圧が弱くなっていた。通常の豊かな水量が蛇口から流れる。以前と比べると天国だ。

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