永遠の都ローマ展

平日はネット予約なしで入館でき、シニア料金ありということで、快晴の火曜日午後から上野の東京都美術館へ向かった。

一番関心があった作品は、カピトリーノ美術館にある大理石の女神像。古代ギリシャのプラクシテレスのヴィーナス像に基づき、2世紀に制作された。会場では360度の舞台に置かれていた。後ろ姿も美しく、新作のように今という時代ととけあっていた。

カピトリーノのヴィーナス
 (部分、2世紀)

入場してすぐ目に入ってきたのは「カピトリーノの牝狼」のブロンド像。狼がロムルスとレムスの双子を育てた、という伝説がある。二人はローマ建国者としてのシンボルで、日比谷公園にもレプリカが置かれている。

カピトリーノの牝狼、複製
(原作はBC5世紀)

70点の彫刻や絵画の中で、親しみを感じたのはカラヴァッチョ派の画家が描く「メロンを持つ若者」。以前カラヴァッチョの作品展で圧倒された体験がある。思わず絵の前に歩み寄った。

メロンを持つ若者
1626-29年カラヴァッチョ派

テート美術館展 ➖光➖

国立新美術館、企画展示室にて
2023年7月12日〜10月2日の期間、開催された。
9月29日の朝、アートの広告メールで知り、ぶらりと訪ねてみた。

トスカーナの海岸の灯台と月光
 ダービー、1789?

230年前のイタリアの月明かり。雲が流れている。

 

噴火するヴェスヴィオ山とナポリ湾の島々を臨む眺め
 ダービー、1776-80年頃

イタリアの火山噴火、自然の脅威。

 

露に濡れたハリニエシダ
 ジョン・ミレイ、1889頃

イギリスのラファエル前派の画家。
森の中に横たわるシェークスピア、ハムレットの「オフェーリア」は彼の代表作品だ。

 

Abstract painting 1990
 ゲルハルト・リヒター

瀬戸内海の豊島にもリヒターの作品、14枚のガラスが、自然と融和して展示されている。

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