ベルナール・ビュフェ美術館

4月14日、うす曇りの空のもと、小田原からバスは出発。箱根を抜け、富士山が姿を現したり、隠れたりの道を走り、沼津市に近いベルナール・ビュフェ美術館に到着した。1973年に地元の岡野喜一郎によって開館されたそうだが、今回はじめて知り、訪れる機会を得た。

美術館の玄関

森の中のひっそりした散歩道の先に美術館が現れた。各展示室は広く、目を見張る巨大なキリストの十字架は一部屋に三作品、天井に向かってゆったりと展示されていた。この空間が良かった。

昆虫の彫刻

敷地には大きなカマキリ?と蝶の彫刻が空に向かって立っている。日本にニ作品しかないビュフェの彫刻。高く大きいものが好きだったそうだ。

富士山

富士山の近くにあり、ビュフェも日本をモチーフにした作品を残している。
館内の作品は撮影禁止。ネットで富士山を見つけた。

アンスリウム 1990

パリの建物、花瓶の花、自画像、アナベル夫人等々、すべて太く力強い黒い線が生きている。

たけのこのグループ

若き頃から天才画家と認められたビュフェの2000点余のコレクションが静岡県で一同に保存されている。

九州の名城6箇所、一気観光 ③

3日目、ホテルを8時30分に出発、小倉城へ向かう。
細川ガラシャの夫、忠興が7年の歳月をかけて築城した唐風の天守閣を持つ城郭だ。

展示物には巌流島の決闘で有名な宮本武蔵の刀と佐々木小次郎の木刀(レプリカ)も展示されていた。関門海峡に面した立地で、武蔵の五輪書の展示方法もハイテク機器を使い、わかりやすく音声を使って伝えていた。

勝山公園内、小倉城

 

初代細川忠興の甲冑と馬印

関ヶ原の戦いで着用したとされる甲冑の頭立のキジの羽が特徴的だ。「有字大馬印」の大きな旗は大将の居場所を示す。

小倉城石垣の野面(のづら)積み、大きな鏡石も見える

午後は旅の最後の訪問地、中津城へ向かった。福沢諭吉旧居跡や彼が私財を使って自然を護った耶馬溪が北東方向近に位置する。1588年、秀吉の命により、黒田孝高が中津川河口に築城した。別名「扇城」と呼ばれる。

中津城公園

近年、イギリスの庭園家が英国風に庭を変えたそうだ。好みは十人十色だ。自然の花はきれいだが、城内の造花はしっくりこない。

中津城入り口
中津城、黒田官兵衛の像

黒田官兵衛(孝高、如水)は秀吉に仕えた優れた軍将、キリシタン大名、また茶道を通じて千利休や小堀遠州などの文化人との交流もあった多面性を持つ魅力的な武将であった。

官兵衛の左側には配偶者の像が同じ高さで並んでいる。台座には才徳兼備、黒田官兵衛正室、光姫と彫られている。

九州の名城6箇所、一気観光 ②

2日目、天気は回復し、海沿いにそびえる平戸城と唐津城と海の風景を1日楽しむ。

道中、ガイドによる松浦家の徳川家康対策の苦悩や、豊臣秀吉唐津城築城後、初代藩主寺沢志摩守広高が構築した町造りの話を学んだ。

平戸城 4/2/2026
亀岡神社、平戸城二の丸跡
 松浦家の三ツ星のれん

毎年10月26日神官が真剣で舞う、平戸大々神楽の話も興味深かった。

平戸城天守閣から平戸湾の眺め
山の上に見える平戸城とタンカー

平戸湾で採れる魚の種類は多様だ。
昼食は平戸城を見上げる食堂で名物の平戸海鮮丼を頂いた。
目の前でカモメも飛び交い、海の景色を満喫した。

唐津城

1602年、秀吉の家臣寺沢氏が名護屋城の解体資材を用いて、7年の歳月をかけ完成させた唐津城。別名「舞鶴城」とも言われる。

唐津城天守閣から舞鶴公園を
眺める
唐津城天守閣から眺める唐津湾

上の写真左側の藩主寺沢氏が作った「虹の松原」は全長4.5キロの黒松100万本。慶長年間から植林を始め、防風、防潮、新田開発のために使われた。

九州の名城6箇所、一気観光 ①

4月1日、九州名城9つの登閣を目指して、羽田から熊本空港に飛んだ。1日目は小雨が降ったり止んだりの空模様。

熊本城、4/1/2026

2016年4月14日発生したM7.3の熊本地震から10年たつ。
復興工事は進み、旧細川刑部邸全体の復旧は2027年に完成予定だそうだ。

熊本城全体の石垣は7万9千平米と想像していたよりかなり広大だ。そのうち約30%が被災した。

熊本城本丸、天守閣から敷地を望む
天守閣からの街並み

午後は熊本港から島原港へ高速フェリーで30分の移動。
島原城へ向かう。

島原城内の施設は島原の歴史、1637年の島原の乱、1792年の寛政の大地変と二度の大動乱と大災害を潜り抜けた歴史を語っている。

近年になって1990年から約5年間の雲仙・普賢岳噴火に現れた「観音の岩」の写真も初めてよく見ることができた。

島原城
島原城跡公園内、西望記念館
長崎平和記念像の原型(1/20)
稲佐山中腹からの夜景

ホテルの部屋から月と長崎の夜景がはっきり見えた。

名古屋郊外の旅 ②

翌日はホテルを9時半に出発して1時間半、常滑市のINAXライブミュージアムに到着した。紀元前から近代まで世界のタイル博物館を見るのが目的だ。

世界のタイル博物館入り口
女神像ストーブタイル
ドイツ 17世紀
多彩婦人二人像組絵タイル
イラン、19・20世紀
タイルの裏面に多くの情報が記されている
染付花鳥図(白木蓮に鵯)便器と牡丹柄の厠下駄、明治時代

名古屋駅に戻るとすでに5時前。しかし名古屋城桜まつりの最中で19時30分まで本丸御殿が開館している、という情報を得て、タクシーで向かった。

名古屋城 18:20
名古屋城 18:37
名古屋城 18:41

本丸御殿客間

本丸御殿床間

桜は三分〜五分咲き、天守閣は現在閉館中だったが、ぐるりと城の周りを歩き、様々の角度から城を仰ぎ見ることができた。月曜日の夜のせいか、訪問客は多くなく、旅の終わりまでゆっくり観光できた。

名古屋郊外の旅 ①

3月22日、姉と名古屋フリープラン1泊の旅に出かけた。
伏見駅から徒歩2分の名古屋国際ホテルは公園の前にそびえる老舗ホテル、インテリアも落ち着いて居心地が良かった。

ホテルロビーの桜デスプレイ

1日目は尾張一宮まで足を延ばし、一宮市三岸節子記念美術館を訪ねた。94歳で他界するまで画業75年、日本、欧州で活動を続けた。1998年93歳の時、美術館は一宮市により生家跡地に建設開館された。

「花とベネチア展」開催中
「花(絶筆)」1999年

名古屋駅から1時間以上かかる立地で、三岸節子その人物の環境、作品と出会い、ゆったりと芸術時間が流れた。

三岸節子記念美術館、入り口
土蔵展示室、大磯アトリエ再現、蒐集したインカ壺など

春を感じる3月の風景

 

小田原、江ノ浦測候所
石造鳥居、江ノ浦測候所 古墳時代のレプリカ

 

古民家食堂 「だるま」にて
豪華な300年前の雛人形ルーツ
享保雛、あしがり郷「瀬戸屋敷」

 

近くの散歩道にたくさんの雪柳の花

去年11月に入手したシクラメン、2度目の花盛りで花数が多い。毎朝花が増え、心がなごむ。

2026年のお正月、富山でお詣り

明けましておめでとうございます。
新しい年、大事なく日常が流れますようご祈念いたします。

大晦日に「富山きときと空港」に飛び、昨年の気分をリセットすべく、魚津市の金太郎温泉で過ごした。

浅間山、12/31/2025 11:15

 

富山空港の機内荷物のベルト!

「寿司の富山」で売り出し中、アイデアは流石だ。

金太郎温泉は、お正月生け花も力強かった

 

魚津神社

ホテルでは初詣のために魚津神社まで送迎バスを出す。10時30分発に予約した。第2便のせいか、利用者は4名だった。

魚津神社は能登半島地震で大きく被害を受けた。今も石の鳥居が解体されたままで、係りの方が義損金の御協賛を集めていた。

お詣りの帰り、蜃気楼が見える海岸線や山の湧水が出ている水道、大正時代の米騒動の起点となった米倉などミニ観光をした。人口4万人の魚津市のホテルのスタッフは皆親切だ。

2日の出発の朝、夜のうちにまとまった降雪があり、白色の町に変わった。9時にホテルを後にして富山駅に向かった。路面電車に乗り、ガラス美術館を訪ねた。隈研吾のスペースを広く使った贅沢な建造物だった。地元の受験生の学習コーナーもガラス越しに見える。

空港に行くまで2時間あった。美術館近くにある富山市民がお詣りに行く日枝神社を訪ね、雪舞降る中、2度目のお詣りを果たした。

富山駅近くの日枝神社
富山市のガラス美術館、6階から臨む吹き抜け

空港では名物のブラックラーメンと握り寿司のセットを頂いた。大晦日は、富山駅近くの富山湾食堂の新鮮な握り寿司を食し、お寿司の富山を2回体験できた。

富山湾食堂の握り14貫

2025年、年の瀬に心踊ったこと

今年もあと何日とテレビで毎日カウントダウンしている。
実感がないまま季節のイベント、雑事を行なっている。

実家の柚子の木から収穫

実家は賃貸に出しているが、庭の柚子が気になって、収穫させてもらった。
柚子の木は裏年表年があり、収穫高にばらつきがあるらしい。実家の柚子には80個ほどの実があった。姉はジャム作りに使い、私は柚子茶を味わった。柚子1個を絞り、蜂蜜とお湯を混ぜるだけだがとても美味しい。

従妹のクリスマス刺繍作品

ひとり暮らしでもクリスマスの飾りは11月に行う。
天国の従妹の遺品の刺繍作品から、お菓子でできた家のクリスマスヴァージョンとLEDライトのツリー、お菓子を飾った。

新しいTV、4Kの画面で新鮮、フィンランドのトナカイ

テレビが見づらくなり、50インチの有機ELテレビに買い替えた。画質も音質も改善され、海外の映像を画面からカメラに納めることもあり、世界が広がった。

フレンチ前菜、盛り付け Nice!

クリスマスコンサートとフレンチコースのディナーは久しぶり。前菜の盛り付け方もデザート風で新しく、カップの雲丹のクリームも初めての味体験だ。

自作のハンギング・バスケット

単発のハンギングフラワーバスケット作りを体験した。
春まで持つそうだ。工作のような作業もあり、指先の力の衰えを実感。

こうして振り返ると、来年の心得が見えてきた。認知症は記憶力の衰えばかりではないらしい。様々の味覚を体験し、新しい技術を少しずつ取り入れ、指先を鍛えるのが好ましい。

天空都市「マチュピチュ展」

12月3日、ユニークな古代の宝物との出会いを楽しみに六本木に向かった。

 

トルコ石の細かい細工、金彫刻

六本木ヒルズの52階ではるばるペルーのリマにあるラルコ博物館から来た130点の古代アンデス文明の考古物が展示されている。

高貴な人物と2頭の大蛇の瓶
階段のモチーフは高いステージへの望み

モチェ文化、インカ帝国と日本では時代がとらえにくい。時系列の展示ではなかったので、時代を追わずに出土品そのものを芸術品として楽しんだ。

文字をもたない文明から伝わるアイ・アパエクの英雄伝説や、自然崇拝の信仰ゆえの奇習など、当時の生活や人々を想像しながら2時間余りが流れた。

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