筋の通ったお話は気持ちが良いもの。筋の通らない話は聞く人を不安にさせる。行く先、目的がわからないので不安にさせる、曲がった話。
筋が通っていれば、姿勢を正して聞くことができる。血液、水の流れ、排水などその流れをよくするには、筋を正しく伸ばす。まっすぐにすることで流れがよくなる。背筋を曲げると、体の動き、考える能率が減退する。曲がり道には人の考えも曲がり道となる。曲がると考えは鈍くなる。
大阪に御堂筋という道があるが、道の中でもまっすぐに通っている道を筋と呼ぶ。体の中にもいくつも筋が走っている。小さな筋が直線に走っており関節が曲がるようにできている。人間の体に無数の直線の筋が通っている。人間の筋は一本でなく無数に走っている。多くの筋が一つの筋を作ることがある。多くの筋は縦、横とあるが、筋と筋が交わることはない。しかし、体が無数にある筋を一つにまとめている。
道には考えを正す力があるから、道を見つけ出すことは大事なことだ。道があり、それに沿って歩くことの大切さがある。考えた結果、道を作り出すのではなく、先に道があった。後から人が道を見つける。
道について考え込むと時間を要する。考える人が幸せとは言えない。考えることは人間の特質であるが、考え過ぎることはよくない。考えることで道を探しているのだが、道のない方向に導かれることもある。
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道のある方向に導かれると、そこは未知の世界。
色々な可能性を知らされる、魅力的な世界。
未知の世界には期待と不安がある。
期待と不安は背中合わせ。
そして人は未知の世界に向かって向上する。