貸切列車「ひとめぐり号」で道東を巡る旅 ②

8時40分に上川駅を後にして、2日目の停車駅は、遠軽駅、網走駅。そして最終駅の知床斜里駅には12時38分に着いた。

遠軽駅近くの丘と踏み切り

遠軽駅でスイッチバック、すなわち座席の向きを変え、車両の進行方向が反対になった。北海道唯一のスイッチバック駅だ。

ビート(てん菜)は寒冷地で育ち砂糖の原料になる。全国では北海道だけで栽培している。あとは鹿児島でサトウキビが砂糖の原料 ー ほうれん草に似た葉っぱが広がっていた。

斜里町に広がるビート畑

車内で網走名物の「カニメシ」の駅弁を頂いたあと、バスに乗り換えて斜里町を巡る。

午後の観光船オーロラ号は、天候不良で欠航となった。
オホーツク海は白いさざ波が小さく横に走っていた。大荒れの海ではなかったが、あきらめも肝心。

オシンコシンの滝、斜里町

斜里町のオシンコシンの滝は落差約30メートル。
途中から流れが二つに分かれ、「双美の滝」とも呼ばれ日本の滝100選の一つに数えられている。

つぎに国道244号と334号の一部の全長28メートルの直線道路に上り、はるか彼方まで走る「天に続く道」を眺めた。

最後に日の入りには少し早い時刻、海に沈む夕陽を眺めるスポットに立ち寄る。

オホーツク海を望む夕陽台

予定より早めに宿泊予定のホテル知床にに到着。夕飯前に余裕をもって露天風呂に浸かりながら夕景を楽しんだ。

貸切列車「ひとめぐり号」で道東を巡る旅 ①

10月13日から3泊4日で友人と北海道の秋を感じる旅に出た。

全国から166名が参加の団体ツアーだ。JR北海道とJAL、阪急旅行社、3社の共同企画で、2025年は今回で5回目だそうだ。

JALから数名のキャビンアテンダントが列車に乗車し、華やかな雰囲気だ。

JR札幌駅ホーム
13:03発のひとめぐり号を待つ
客室4車両とラウンジ車両で
走る「ひとめぐり号」

明るいパープルカラーの列車が入構してきた。
定刻通り13時3分に札幌駅を発車。
初日の停車駅は旭川、愛別そして最終駅の上川には15時35分に到着。

旭川駅、ごまあざらしと北極グマがモチーフ「あさっぴー」

 

石北本線、愛別駅ホーム

各ホームで地元のゆるキャラの歓迎と宣伝があった。
愛別駅では、美味しいキノコの味噌汁をいただいた。

銀河流星の滝、層雲峡

バスに乗り換えて途中、名瀑銀河流星の滝に立ち寄り、17:30頃、層雲峡温泉のホテルに着いた。

安東美術館の藤田嗣治を訪ねた

9月25日念願の軽井沢安東美術館の訪問が実現した。

東京駅から新幹線で1時間、駅から徒歩10分と好立地にあるが、ー日帰りではあわただしい。駅近の宿に一泊して、秋の長野の散策も予定に入れた。観光客は非常に少なかったのが意外だった。

駅に近い矢ヶ崎公園、隠れ浅間山が見える 9/25/2025

公園右手の散歩道を歩いていると、程なく右側に安東美術館が見えてきた。

軽井沢安東美術館の入り口
企画展チラシ
天蓋の裸婦 1954、絵葉書より

戦後に描かれたこの作品、婦人の顔、左手の額装の中の少女、床の猫、いずれも全体像が描かれていない。婦人はベッドのほう、または壁の十字架を見ている。戦後、傷心で日本を離れて渡仏した心情を考えさせる。

キッチンにて 1951 、絵葉書より

戦後少女の絵を多く描いた藤田が珍しく少年を描いている。子供たちの表情は少ないが、生活の一場面で楽しそうだ。

展示室4 宗教画のコーナー

金色の壁をバックの聖母子の作品と椅子があるコーナーは、小さな教会のようだ。

展示室5 少女と猫の世界

最後はリビングルーム用ソファが置かれてある、家庭的な部屋だ。

出口出たところにフリードリンクやビデオデッキのあるリラックスコーナー、個別のテーブルが備えてあり、優しい心、豊かさが感じられる憩いの場所だった。

閉幕間近の大阪万博に挑戦

9月18日木曜日、大阪万博会場に向かった。
横浜から新大阪まで新幹線を利用し、現地に8時間滞在の日帰りツアーだ。体力的に高齢者にとって大きなチャレンジです。

パビリオンの予約はアクセス数が多すぎて一つも取れない。とりあえず大屋根リングを一周する。あとの行動はノープラン、感覚で会場を歩いた。

西ゲート近くの大屋根リング

 

大屋根リングの歩道と花壇

 

初めに大屋根リングの上から会場を一周した。地上は蒸し暑いが、屋根の上はやや強風で汗を乾かしてくれる。

小さな花壇の手入れもよく、緑と海とパビリオンの建築物を楽しめた。道のりは2キロ、1時間で回った。

みゃくみゃくは様々に形を変えるマスコット

 

9月に入り、連日20万人越え。

 

この日の来場者数は過去最高の23万人。
どこも人が多すぎて万博狂想曲、来場者は忍耐強い。車椅子利用の高齢者や子供も思いのほか多かった。私と同じく猛暑の中、会場の雰囲気を感じに来たのだろう。

日本の55年振りの万博。
多くの人が参加協力して予想以上に盛り上げたと思う。

東京国立近代美術館ー戦争画の企画展を訪ねた

9月4日木曜日、やっと酷暑が和らぎ、曇り空になった。竹橋の近代美術館の企画展にて藤田嗣治の戦争中に描いた大作5点を鑑賞する。想像はしていたが、あまりの画力に魂が揺さぶられた。

ノモンハンの戦闘、1941

日本軍とソ連軍が衝突したノモンハン事件。4メートルを超えるキャンパスに部下の鎮魂を願う予備役中将の依頼に藤田は答えた。名作として知られている。

シンガポール最後の日 (部分) 1942

シンガポール、ブキ・テマ高原の占領を描いた。陥落直前の市街地から煙が立ち上がる。画面左上から陽光が市街地を明るく照らしている。

Soldiers Rescuing Indonesian Civilians, 1944

オランダ人邸宅に日本兵が踏み込む瞬間を描いた。
テーブルの下に猫が隠れている。

テーブルの下の猫 (拡大図)
サイパン島同胞臣節を全う 1945

サイパン島で多くの住民はマッピ岬へ追い詰められ、バンザイと叫びながら、海に身を投げた。今はバンザイクリフと呼ばれる。多くの犠牲者は沖縄県出身の移民。藤田はこの集団自決をヨーロッパの宗教画のごとく描いた。

藤田嗣治の戦争画の大作は東京国立近代美術館に無期限貸与されている。企画展は10月26日で終了するが、その後も常設展で見ることができる。

勝沼市、大日影トンネル遊歩道の周辺

8月23日土曜日、横浜出発のバス日帰りツアーに参加した。
約12時間で山梨県をまわり、旬のぶどう狩りにも参加した。
山梨県は日照時間が全国でも長く、フルーツ王国だ。

甲州市、勝沼町等々力
ぶどう狩りの会場入り口

気温は照り返しもあり、体温越えの暑さだった。葡萄食べ放題は実が大きく甘いので30分間で半房がやっとだった。

大日影トンネル遊歩道内

勝沼ぶどう郷駅近くの大日影トンネル遊歩道は、自然の冷気で参加者全員生き返った。
片道1.5キロ、往復すると40分かかる。

平成9年まで中央本線で使っていたトンネル。修繕工事終了後、2024年3月に再開し、個人のワインを預かるカーヴもあるくらい、クーラーになっている。

中央本線旧大日影トンネル
貫通1902年〰︎ 廃止1997年
レンガ積みの河川隧道、
1968迄勝沼駅の終点地点

昔のレンガ職人技法が見られるレトロな隧道はアート作品だ。トンネル内のタイル貼りの天井もすてきだ。

大日影トンネル天井タイル貼り

佐原、小江戸風情が残る町

香取神宮からバスで10分走ると、香取市佐原の歴史が残る町並みがある。このあたりは、重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。

古いl酒造、醤油屋、漢方のお店。サワラから利根川を渡ると茨城県水郷地帯に隣接しており、舟運搬が盛んな村だった。

伊能忠敬旧宅も偶然見つけた。小野川の舟乗り場の前だ。土地測定器なども展示されている。

通称ジャージャー橋、さわら

家の近くに江戸初期、灌漑用水に使っていたジャージャー橋(樋橋トヨハシ)がある。ちょうど通りかかった時に、ジャージャーと流水が始まった。真夏の涼しい光景が急にとび込んできた。

香取神宮の森、千葉県

香取神宮は、1700年徳川幕府に伊勢神宮古材で造営された。重要文化財に指定されている。本殿は黒漆喰を基調に金色の金具装飾が個性的だ。現在工事中で2026年の大祭に完成予定だ。

入り口のブルーシートの上にかっこう良い三毛猫が毛づくろいしていた。声をかけるとポーズをしてくれた。

香取神社、参道の神社ネコ
香取神宮、7/24/2025

 

香取神宮、表参道

 

総門、香取神宮

 

香取神宮本殿改修中

駐車場近くから始まる参道商店食堂で、焼き団子と地産地消のガーデンサラダを頂いた。安くて美味しい野菜をたくさん味わった。ジョッキーの冷やし甘酒は次回に試したい。

鹿島神宮の森散策、茨城県

7月24日木曜日、暑中の神社お参りに挑む。横浜駅からバスで90分。神社の境内は歩きやすく、炎天下でも樹々がつくる木陰が続いていた。

鹿島神宮、本殿

現在の本殿は1619年、二代将軍徳川秀忠公により御奉納された。

鹿島神宮、奥宮

1605年、現在の奥宮は徳川家康公が本殿として御奉納された。その後、元和の造営の際に、奥宮として移された。

鹿園のバンビ、ニホンジカ

暑い日は小屋の中に避難している鹿たち、バンビがこちらに寄ってきてくれた。小屋から親らしき鹿がのぞいている。

御手洗池、鹿島神宮の森

池の近くには売店食堂がある。御手洗池の横で1日400キロリットル以上の清水が湧いており、容器に持ち帰ることができる。暑い。今年初めての宇治金時のかき氷をいただいた。

モンキアゲハ、御手洗池
モンキアゲハ 鹿島神宮

池近くで突然大型のアゲハチョウがヒラヒラと私の周りを回ってきた。ビデオで撮ると、着地した所で、地面から水を吸い、胴から流しているのが見えた。うっそうとした木陰、青い池の近くで、舞う黒い蝶。

幽玄の世界だった。

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