下船後、松江城まで歩き、天守閣に登った。頑張った甲斐があった。快晴の中、遠く大山まで見えた。
松江城山公園内に、松江神社があった。ここで気になっていた初詣を行うことができた。無病息災を祈念し、御朱印も入手した。
「日本の道百選」に入る塩見縄手近くにある小泉八雲記念館は2016年に生まれ変わった。最新の展示方法で日本での八雲の業績、生涯がわかる二階建ての建物だ。家に帰ってからさらに勉強したくなった。
記念館を出ると島根物産館の2階に出雲そば屋があった。遅い昼食は冷たい割子そばと暖かい宍道湖のシジミ味噌汁。美味しいそばに出会った。
食後、満足して歩いていると、小泉八雲旧居が現れた。家族とともに数ヶ月借りて生活した庭付きの武家屋敷だ。
中に入ると、八雲が実際に愛用していた特注の机と椅子が何の制限もなく置いてあった。オープンマインドな八雲の思想を引き継ぐ八雲会の精神を感じた。
しっかりと椅子に着席し、1904年この世を去ったハーンの日常を感じ取ってみた。