投稿日: 2024年3月5日2024年3月5日短い記憶 日記をつけて30年以上になる。 記録をしないと日々の歩みが頭に整理して入らない。何でもない1日でも貴重だ、記録に残したい。性分だろう。 過去の日々の記述を読み返すと、意外に楽しい。後ろ向きの感情は書いていない。その時の小さな出来事を客観的に眺められる。 最近は読み返しても思い出さないことがある。 例えば映画のタイトルなど、感動したことが書かれていても思い出せない。旅先の感想も本当に自分が訪れたのか、と思うこともある。 年を重ねて多くの楽しい記憶もつかの間。すぐに次の記憶が入ってくる。これでいいのか、と日記を閉じて睡眠に入った。翌朝、頭の中に古風な一文が浮かんでいた。 “かりそめを楽しむ、あなうれし” これで納得だ。
投稿日: 2024年2月24日2024年3月1日ニュージーランドの自然 ④:景色 温泉の湯けむり ロトルア、テプイア 間欠泉が吹き上がるGeyser, Rotorua 見学を終え、帰り際に大きく間欠泉が噴き上げるのに遭遇できた。 展望レストランからの眺め クィーンズタウン 12月15日の夕食地はケーブルカーで山を上ってすぐのスカイラインレストランだ。バイキング形式の広々とした気取らないレストランだった。 フィオードランド国立公園 鏡のように空が湖面に映る 車窓からの景色 朝8時前、クィーンズタウン 12月16日土曜日の朝、バスは7時にクィーンズタウンを出発した。ミルフォードサウンドまで263キロ、約4時間30分の走行だ。クルーズ観光の後、また同じ時間をかけてクィーンズタウンに戻った。 フィヨルドクルーズ船上から 12/16/2023 ミルフォード・サウンド 世界遺産 ミルフォード・サウンド一帯は10万年以上前の氷河に削られ、幾つもの滝、トレッキングコース、湖遊びと野外活動が盛んらしい。 時間に押されている私たちはフィヨルドクルーズだけを楽しんだ。16日の夕食時間、宿泊ホテルで姪と9ヶ月ぶりに出会う。予定した3時間ほどのクリスマスディナーを実行できた。 ハイキング中のマウントクック 最後に訪問した観光地はマウントクック国立公園。17日の午後2時に到着した。山歩き雨天用のジャンバーを購入、喫茶店で一休みしてから、マウントクックに向かって2時間ほど歩いた。6時前にホテルに戻ると隠れていた山頂が現われ、その後、まだ明るい9時頃、偶然に夕陽の当たる山肌を見ることができた。 (※ 12月25日ブログに夕陽のマウントクック投稿) マウントクック 18:00、12/17/2023
投稿日: 2024年2月20日2024年2月20日ニュージーランドの自然③:植物 北島固有種の常緑樹、多くの赤い花をつける。 英名クリスマスツリー 赤い花を多くつけたクリスマスツリー、別名「ポフツカワ」はニュージーランド北島に見られる固有種。木の高さは20メートルを超えて育つ。マオリに神聖視されている樹齢800年を超える木は離れ島、海沿いに立っている。政府もこの種目を保護をしており、伐採や植栽には許可が必要だ。 ニュージーランドの春はルピナスの季節で有名だ。青、白紫、ピンク色系のグラデーションの美しさに眼を奪われる。 マウントクックナショナル パーク 意外なことにルピナスは欧米方面からの外来種。公園内では国は毎年予算を立て駆除の対象にしている。固有の鳥たちの住処を奪うこともあるらしい。 道端や野原は駆除の対象ではなく、春はルピナスの季節として観光呼び物になっている。 クロムウェルのフルーツスタンド ジョーンズ果樹園の公園 鹿のオブジェ、クロムウェル トーチリリー、ユリ科 クライストチャーチ植物園 「コル」シダの芽の形の置物 周りにシルバーファーンが育つ モナベールの公園、クライストチャーチ ニュージーランド航空機のボディーに描かれたファーン(シダ類)、街でもよく見かけるマオリのデザイン。彼等はデザインの中に力が宿ると考える。 「コル」はそのファーンの芽で、繋がり、生命の生まれ変わりを表す。「ファーン」は前進、躍進を表している。
投稿日: 2024年2月18日2024年2月28日ニュージーランドの自然②:鳥たち 北島のロトルアから、南島のクライストチャーチ、ミルフォードサウンド、クィーンズタウン、マウントクックとバスで効率よく、早足で駆け抜けた。 バスも信号待ちがなく、100キロくらいで安定した走行。 クロアカツクシガモ豪州、NZに分布 photo Tisa クロアカツクシガモの赤ちゃんーミルフォードサウンド ケアは世界一賢い鳥と言われる 南NZの固有種、別名ミヤマオウム 好奇心旺盛なケア 人が居てもバンに乗り込んだーフィヨルドランド公園にて 黄金のヨロイを被っているような姿 黒鳥、ポリラコウ-ベイロトルア ニュージーランドスズガモ、クライストチャーチの公園 マミジロカルガモの親子、NZではグレイダックと呼ばれる
投稿日: 2024年2月17日2024年2月18日ニュージーランドの自然①:牧場の羊、牛たち ニュージーランドでワーキングホリデーを利用して、姪が滞在中。これは無理してでも訪ねよう!と意気込み、昨年12月グループツアーに参加して北島のオークランドに飛んだ。飛行時間10時間半、時差も3時間から4時間と、欧州方面よりはずっと楽だ。 Riverdale Parkphoto tisa, 2023 Dec ロトルアの牛牧場、photo tisa, 2023 Dec ロトルア、牛の放牧photo tisa, 2023 Dec 老牛の思慮深そうな眼をとらえた。この時は次々と見たこともない珍しい牛たちがこちらへ向かってきた。シャッターチャンスが続いた。 貫禄の老牛photo tisa, 2023 Dec ニュージーランドは生き物に優しく、住民も平等に暮らしている印象だった。国鳥のキウイのゲージやツチボタルの洞窟では、夜行性の彼等の安眠を妨げないように、と注意があった。お喋りやスマホの光も禁止だ。撮影はできなかった。
投稿日: 2024年2月14日2024年2月14日牛天神北野神社(小石川) 東京に住む若い友人から「牛天神の梅まつりに行こう」、とメールが来た。 北野神社(菅原道真公) 飯田橋からゆっくり歩いて15分、小さなこじんまりした神社だ。梅の木々を眺めながら、参道の階段を上がる。土曜日のせいか、御朱印帳受付に人が集まっている。 木製表紙の御朱印帳2019年パスポートの26頁の模様に採用された北野神社茶屋 北野神社は1184年、源頼朝が創建した。菅原道真が頼朝の夢の中で牛に乗って現れ、吉報を届けた、と言われている。 845年6月25日のうし年生まれ、菅原道真公は、政治家でもあったが、学問に優れ、文章博士としても著名である。九州太宰府で生涯を閉じた。 参道の紅梅とメジロウグイスは来月にさえずる? 私は言葉に取り組んで日々過ごしている。このお参りは偶然とは言え、感じるものがある。もっと文章が上達しますようにと願った。
投稿日: 2024年2月7日2024年2月7日英語の学び直し 今年は英語の勉強に取り組んでいる。学校にも通い始めた。 英語は仕事で接していたが、退職して15年が経ち、もう英語を話す環境から離れた。海外の友人とのメールの交換も誕生日や自然災害が起きたときくらいだ。 定期購読、読むのは1/3? きっかけは昨年ニュージーランドを旅行し、国際交流をしている若い日本人達に接したことかもしれない。帰国し、新年を迎えたら、英語のブラッシュアップをしよう、という強い思いが浮かんできた。 今なら毎日英語のシャワーを浴びることも不可能ではない。 午前中は優先的に洋画を1時間視聴している。毎日続けるにはこのくらいの長さが良さそうだ。John Lennon in New Yorkは当時ニュースになっていたが個人的には詳しくなかった。今集中して見ると様々な見方ができ、素晴らしい記録で、2度視聴した。Jojo Rabit はフィクションで強烈な科白が多いが、狂気のヒットラー時代を考えさせる。 夜はNHKニュースを英語音声で聞き始めた。 マンツーマンの英会話レッスンでは、自分の思いや意見、経験を正確に伝えることに苦労している。日本語でも難しい。普段の日本語使いも同じように意識しなくては、と思っている。
投稿日: 2024年1月29日2024年1月29日シャコバサボテンの開花 家では小さな花屋さんのイメージで観葉植物と花が付く鉢植えを20鉢ほど置いている。 シャコバサボテンと色が変化するマーガレット 何年か前に買ったシャコバサボテン、デンマークカクタスともいう。毎年花が咲くと聞いていたが、いっこうにツボミが出ない。諦めかけていたところに、今年急に朱色とピンク色が混ざった小さな小さなツボミがいっせいに付いてきた。 一つ目が開花した 1/28/2024 昨日、最初の花が開花した。ツボミも一番乗りは嬉しいに違いない。
投稿日: 2024年1月21日2024年1月21日“皇室のみやび” :近代皇室を彩る技と美 1月20日、冷雨が降る中、久しぶりに東京駅から一つ目の竹橋に来た。姉と待ち合わせて、皇居三の丸尚蔵館へ向かう。 入館して正面に展示されているのが奈良一刀彫の像。ユーモラスな表情と美しい着物の彩色が始めに目を引いた。 “熊坂長範”, 平安時代の盗賊 森川杜園 1893 七宝唐花文花盛器 濤川惣助、1889年頃 他ではなかなか見ない一対の七宝焼きの大壺。 掌でいつくしむメノウの金魚 明治時代 この正月に玉造温泉でたくさんのメノウのアクセサリーを触った。掌でいつくしむ感覚はよくわかる。メノウは手遊びでいつまでも触っていたい。 サウジアラビア国王からのネックレス、1971年頃 香淳皇后(1903〜2000)にサウジ国王から贈られたネックレスのモチーフは可愛らしい花で今風だ。 “日出処日本” 横山大観 1940、紙本着色料 壁一面、大迫力の太陽と富士山、皇居内でのみ鑑賞できる大観の2千点にのぼる富士山の絵の中で秀逸大作。 正面に設置されていたベンチに座って作品を眺めながら、日本の近代史現代史を思う。
投稿日: 2024年1月8日2024年1月8日2024年お正月:城下町松江市を巡る② 松江城、木造の鯱は火事から建物を守る魔除け、約2メートル 下船後、松江城まで歩き、天守閣に登った。頑張った甲斐があった。快晴の中、遠く大山まで見えた。 松江城天守閣から臨む大山 松江城山公園内に、松江神社があった。ここで気になっていた初詣を行うことができた。無病息災を祈念し、御朱印も入手した。 松江城一ノ門、豪華な門松飾り 松江神社の御朱印 「日本の道百選」に入る塩見縄手近くにある小泉八雲記念館は2016年に生まれ変わった。最新の展示方法で日本での八雲の業績、生涯がわかる二階建ての建物だ。家に帰ってからさらに勉強したくなった。 記念館を出ると島根物産館の2階に出雲そば屋があった。遅い昼食は冷たい割子そばと暖かい宍道湖のシジミ味噌汁。美味しいそばに出会った。 八雲が愛した日本庭園と侍屋敷 食後、満足して歩いていると、小泉八雲旧居が現れた。家族とともに数ヶ月借りて生活した庭付きの武家屋敷だ。 中に入ると、八雲が実際に愛用していた特注の机と椅子が何の制限もなく置いてあった。オープンマインドな八雲の思想を引き継ぐ八雲会の精神を感じた。 しっかりと椅子に着席し、1904年この世を去ったハーンの日常を感じ取ってみた。