12月14日、夕刻4時30分。洗濯物を取り込む時間だ。ベランダから見える空が赤い。

赤く染まった空に日が暮れる黄金色の光が見えた。近年まれに見る色彩に目を奪われた。美しい自然に出会った時、すぐにカメラを取り出すとじかに自分の眼で時間が少なくなる。この時は初めに1枚撮り、そのあとは夕焼けの空をしばらく眺めていた。いつもは刻々と変わる夕焼けだが、ゆっくりと長く続いた。グレー色の太い線が放射状に現れてきた。
冬の空気は澄んでおり遠くまで視界に入る。
地図を見ると、手前の秦野市の後ろに見えるのは、金時山(箱根)、明神ヶ岳。左は神山、駒ヶ岳と連なる。
2020年の12月、ひとときの空からのおくり物だった。