誤嚥性肺炎を予防する食事:母の場合

2013年、ある老人ホームで、ドーナツを提供し、入所者の85歳の女性が窒息、心肺停止になった。准看護師が過失致死罪を問われていた裁判で、逆転無罪になったニュースを読んだ。妥当で嬉しい判決だと思う。73万筆の無罪を求める署名があったそうだ。

私の母も要介護度が高くなった時、デイサービスやショートステイ先のおやつや食事による誤嚥性肺炎で、救急車にお世話になったことを思い出した。

逝く前の1年間は、「自宅で看護する」という主治医やケアマネージャー、私を含めての話し合いがあった。「救急車を呼び、数週間入院して炎症を抑える」の選択はなくなった。延命処置は考えていなかった。主治医からは「余命数週間」と告げられていたので、退院後、流動食を自宅で3食用意するという重い課題があった。通販の缶詰のジュースや噛まずに食べるシリーズは母の食べる楽しみをなくすだろう。病院の流動食も素材の味が残っていなかった。

家では骨に負担にならないよう車椅子を使わず、電動エアマットベッド上の生活が続いた。母は食欲を保ち、三度の食事を規則正しく食べてくれた。基本は食事はあまり凝った料理をせず、「本人の好きなものだけ」にした。ナースステーションから看護師研修生が、参考に話を聞きに来たこともあるので、ここに紹介したい。

食事:お粥にふりかけ。温泉卵1日2個くらい。ヨーグルト。
りんごのすりおろし。牛乳と小松菜をジューサーにかけたドリンク。
油物は消化の負担になるが、たまにとろとろしたクリームコロッケ。カレイの煮物。ナスの煮物。
銀だらや銀シャケの細かくしたフレーク。
柑橘類の天然ゼリー状100パーセントジュース。

おやつ:アイスクリーム。チーズケーキ。チョコレートケーキ。わらび餅小片。
ドーナツ、カステラは温めた牛乳につける。

これらのメニューを繰り返し、用意した。喉で「ゴックン」と飲み込んだことを確認しながら、時間をかけて食事することも、重要なチェック点だと思う。

 

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