特別展はなかったので、この日は夕方、仏像の常設展をゆっくり巡った。シニアは無料だったが、館内ガイドは有料の音声ガイドを利用した。

鎌倉時代、1275

奈良時代

平安時代

金峯山寺仁王門、1339年
阿形

翌日6月19日は炎天下の中、平城宮跡地と興福寺境内を歩いた。

跡地に近鉄電車とJRが通過、朱雀門前の踏切り

陽射しを避けて、中金堂の軒下で他の観光客にならって、しばらく涼しい風に当たっていた。

再建2018年 (寄棟造)

右頁は中金堂のれんの図柄鹿
これまで体験したこと、今の生活を、ちさと姿の見えないタモツさんが語った言葉をつづります。
特別展はなかったので、この日は夕方、仏像の常設展をゆっくり巡った。シニアは無料だったが、館内ガイドは有料の音声ガイドを利用した。
翌日6月19日は炎天下の中、平城宮跡地と興福寺境内を歩いた。
陽射しを避けて、中金堂の軒下で他の観光客にならって、しばらく涼しい風に当たっていた。
一泊二日で奈良の都へ一人旅。
6月18日出発の朝、横浜は大雨注意報の大降り。
奈良に着くと雨が上がり、曇り空で暑くないのでありがたい。
バス停を降りるとすぐ参道が見える。前回は時間なく通り過ぎたが、今回の訪問地は、いの一番に春日大社だ。
参道を歩きながら、しっとりした緑の木々、清浄な気と静けさを満喫した。
参道を10分ほど歩き進むと、左手に万葉植物園(あいにく火曜は休館だった)、国宝殿と続く。
国宝殿で春日大社の催事ビデオを見て概要を知る。
藤浪之屋の入り口にかかるカーテンの向こうは万燈篭が並ぶ。奈良時代以降の三千基の燈篭を所有する。細工、デザインが灯籠の灯りに映し出されて幻想的なスペースを造っていた。外国人観光客、修学旅行の学生等にも大受けだった。
6月9日、日曜日、動物園の非日常の動物を見たくなり、桜木町から近い野毛山に行ってきた。
前回は2023年お正月に訪ねたが、動物たちはほとんど小屋に入り、亀とコンドルくらいだった。
今回は野毛山では初めての動物たちに会えた。
横浜ズーラシア生まれの16才のラージャー。「人間大好きだった?きらいなのは大声!!」「食いしん坊、おっちょこちょい」と紹介されていた。
4時30分、閉館間際、寝そべっていたラージャーはゆっくりと左に、右にと歩き始め、一声ガォ〰︎と吠えていた。バイバイの意味だろうか。
長い白い尻尾と精悍なヘアスタイルが目を惹くアビシニア・コロブス。コロブスの語源はギリシャ語の「欠落した、切断された」の意味を持つそうで、親指がほとんどない手を持つ種類。
小型の猿たちの猿山は他にもいくつかあった。全員静かに木の上で休んでいるかと思いきや、全員一斉に大声をあげるのには驚かされた。日曜日は6月9日、ロックの日。
5月23日、遠路はるばる横浜を訪ねて来られた来客に観光案内することになった。意外と悩むものだが、1日コースでも充実したルートになった。
朝10時に横浜出発、バスを利用して本牧の三溪園へ行った。
タイミング良く11時のボランティアガイドに出会い、1時間内苑を歩いた。京都や鎌倉から移築された徳川時代の建築物細部の意匠や住人がよくわかった。昼食は大池を目の前に見ながら、三溪園茶寮で手桶うどんとずんだ餅を頂いた。
天気が良いので、バスで桜木町へ移動、ランドマーク69階の360度眺望が楽しめる展望台に上った。横浜に関する図書コーナーやカフェがある。
汽車道から赤レンガ倉庫方向へ散策、海上保安資料館に寄った。入場料無料で、北朝鮮工作船を展示している。日常生活の遺留品、種々の武器や平成13年12月事件当日の映像も流している。塩水で錆びついた工作船は全長約30メートル、総トン数44トンの大型船、本物の大迫力。2階ステージも設置されており、船内くまなく見ることができる。入り口のガイドの方が日本の排他的経済水域と領海は世界6位の広さがあり、周辺諸国との位置関係を地図で説明してくれた。まさに今日起きている問題の実感を得た。
夕方6時、馬車道まで歩き、スペイン料理レストランで食事。
帰りは桜木町駅に戻り、日本丸や観覧車の横浜ならではの夜景を眺めた。
上野の芸大美術館で3月から開催されている大吉原展。
出品作品数は230点と多いが、気になるのはワズワース美術館所蔵の喜多川歌麿の特大浮世絵「吉原の花」と辻村寿三郎のミニチュアの吉原の町。
50数人の遊女たちと犬1匹。夜の桜見に2組の花魁グループと2階の演奏会の様子。華やかな江戸の文化が遊郭の別世界の中で繰り広げられている。
桜の木は花見のこの時期、他所から運んで植えられる。
幕府公認の遊郭の中で華やかな文化を繰り広げ、発展させた。後半の展示では特異な世界に住む女性たちの悲しみと抵抗も知った。
夏の祭り「八朔」は暑い気候の中、重い衣装をまとってパレードする過酷さ。江戸の火事の大半は遊郭の女性たちの火付けが原因だった。人権を無視した待遇に抵抗するものだった。
会場の最後に寿三郎作品の吉原仲の町のミニチュア模型が置いてある。
『復元ではなく、江戸の女たちの心意気である。女の艶やかさの誇りなのだ。後にも、先にも、この狂乱な文化はないだろう。』 (辻村寿三郎)
筋を通せない、話が通じない人が、私の道に現れた。
避けて通りたいが、時間が経過しないと、無理そうだ。
気分転換に、頭をすっきりさせよう。
やはり花鳥風月に癒してもらうのが健康的だ。
週末の午後、臨港公園のドッグフェスに足を運んだ。
入り口近くで小羊のような毛を持った大型犬に会った。
しばらく見ていた。人に触られるのが大好きだと聞いて、鼻の上の毛やカールしたふわふわな毛皮の背中をなでた。おっとりとした性格だ。
会場では50米走コンテストもあり、細い道を一頭づつ走り、タイムを測る。早い小型犬は5秒台で転げるように走っておかしい。遅い犬は20秒台だった。
広場は土の地面、全力で走る犬と併走する飼い主等。
自然体のすがたに見ている私も元気になる。
東京駅13時40分発のゆっくりした出発の1日目。
上越新幹線でわずか70分足らずで上毛高原駅に到着。宿泊は送迎バスで10分ほどの松乃井の源泉、生温泉の宿だ。できる限り外気に触れさせず温泉の鮮度を保っているので「生」温泉と呼ぶらしい。
2日目は現地で行き先を決めながら移動した。水上駅からバスで谷川岳のロープウェイをめざした。
山頂の眺めを期待したが、積雪は1.5メートルを超え、霞んでいる。思いがけず、スキー場に来てしまった。
下山して水上温泉駅付近を散策した。バスで「小学校下」で下車、利根川の川原から始まり、昔は賑やかだっただろう、と余韻が残る温泉街を30分くらい歩くと上毛高原駅に着いた。途中ガラス工芸品のお店にも立ち寄った。
わずか30時間の旅で、群馬県の温泉と谷川岳、利根川沿いの散策とゆっくりできる。新しい発見だった。
見学を終え、帰り際に大きく間欠泉が噴き上げるのに遭遇できた。
12月15日の夕食地はケーブルカーで山を上ってすぐのスカイラインレストランだ。バイキング形式の広々とした気取らないレストランだった。
12月16日土曜日の朝、バスは7時にクィーンズタウンを出発した。ミルフォードサウンドまで263キロ、約4時間30分の走行だ。クルーズ観光の後、また同じ時間をかけてクィーンズタウンに戻った。
ミルフォード・サウンド一帯は10万年以上前の氷河に削られ、幾つもの滝、トレッキングコース、湖遊びと野外活動が盛んらしい。
時間に押されている私たちはフィヨルドクルーズだけを楽しんだ。16日の夕食時間、宿泊ホテルで姪と9ヶ月ぶりに出会う。予定した3時間ほどのクリスマスディナーを実行できた。
最後に訪問した観光地はマウントクック国立公園。17日の午後2時に到着した。山歩き雨天用のジャンバーを購入、喫茶店で一休みしてから、マウントクックに向かって2時間ほど歩いた。6時前にホテルに戻ると隠れていた山頂が現われ、その後、まだ明るい9時頃、偶然に夕陽の当たる山肌を見ることができた。
(※ 12月25日ブログに夕陽のマウントクック投稿)
赤い花を多くつけたクリスマスツリー、別名「ポフツカワ」はニュージーランド北島に見られる固有種。木の高さは20メートルを超えて育つ。マオリに神聖視されている樹齢800年を超える木は離れ島、海沿いに立っている。政府もこの種目を保護をしており、伐採や植栽には許可が必要だ。
ニュージーランドの春はルピナスの季節で有名だ。青、白紫、ピンク色系のグラデーションの美しさに眼を奪われる。
意外なことにルピナスは欧米方面からの外来種。公園内では国は毎年予算を立て駆除の対象にしている。固有の鳥たちの住処を奪うこともあるらしい。
道端や野原は駆除の対象ではなく、春はルピナスの季節として観光呼び物になっている。
ニュージーランド航空機のボディーに描かれたファーン(シダ類)、街でもよく見かけるマオリのデザイン。彼等はデザインの中に力が宿ると考える。
「コル」はそのファーンの芽で、繋がり、生命の生まれ変わりを表す。「ファーン」は前進、躍進を表している。
北島のロトルアから、南島のクライストチャーチ、ミルフォードサウンド、クィーンズタウン、マウントクックとバスで効率よく、早足で駆け抜けた。
バスも信号待ちがなく、100キロくらいで安定した走行。