秋バラを見に行く

衆議院選挙も昨日終わり、11月に入った。
今日は快晴、気になっていた秋バラを愛でよう。イングリッシュガーデンまで帷子川沿いを歩いた。

輝くバラ
丸いバラと柑橘類低木

コロナ新規感染者数は東京でやっと一桁台に減少し、街の人流も急に多くなってきた。園内でも子供も大人も賑やかに会話を楽しんでいる。係の人は昨日までのハロウィンの飾りを取り外している。

青い空、秋の自然、
ノリウツギとバラ
ひときわ鮮やかな黄色いバラ

「初もの」をいただく

横浜から長野県に移住し、家族でワイン造りに携わっている児玉家。2019年から「種ありシャインマスカット」を販売している。今年お知らせを頂き、すぐに購入。有機の肥沃土で育ち、無農薬のブドウの味は上品な違いのわかる美味しさだった。すぐに”SOLD OUT”になり、追加注文はできなかった。家族や友人にも喜ばれた。

〜種ありシャインマスカット〜
 販売、児玉邸、長野県東御市

以前から気になっていたフォーションのミニエクレア。一口大で飾りのイラストがかわいい。古希の楽しみ用に購入した。クリームの中身は、柚子味、チョコチップ、チーズクリームなど。
ダイエットサイズでも満足できた。

フォーションのミニエクレア

近所に浅間下交差点がある。その近くにあるセブンイレブンで見つけた清酒「浅間下」。ローカルなネーミングに惹かれてこれも記念に購入。製造元は水戸市の吉久保酒造だ。マイルドで口当たりがよく、和食とあう。

清酒「浅間下」

チェコ共和国からの手紙

今年6月に突然チェコ共和国から封書の手紙が届いた。
心当たりがないまま、開封すると手書きで私の昔出版した「妙な本」を古本屋で見つけ、日本に興味があるという。とてもロマンチックな話だった。その本は27年前に出版したが今は絶版になっている。

その後郵便でお礼とメールアドレスをカードで送ると、返信が届いた。送り主は イフラヴァの町に住む20代の女性。メールで簡単にやりとりできるようになった。

ある外国の国を知るには、そこに住んでいる人と交流がその第一歩だ。
チェコ共和国が身近になった。東京オリンピックは「インターネットテレビで視聴し、スケートボードの日本金メダルがカッコいい」、と最新のコメントだ。

チェコスロバキアから1968年のプラハの春、1989年のビロード革命を経て、共産党体制からチェコ共和国に移行したことを私も今回を機におさらいした。今月BSプレミアムの番組で革命シンボルの歌がビートルズの「ヘイジュード」だと偶然に知った。マルタ・クビショヴァが替え歌にして国民の愛唱歌になったそうだ。「マルタの祈り」とともに彼女の代表曲。力強い歌声をユーチューブで聴いた。

チェコ産ビール、
 ピルスナーウルケル

チェコのビールも有名で、ピルスナーウルケルは1812年に生まれたビール、先日飲む機会があった。一般のスーパーでも売っている。苦味の効いたおいしいビールだった。

9月にエネルギーチャージ

9月に入って瞬く間に2週間が過ぎた。
昔から私は暑く長い夏は旅行や遊びの気力はなく、文字通りの夏休みで、体を休める時期だった。

9月は残暑があるもののカレンダーが9月になるだけで力が湧いてくる。見えない水面下の世界で来年2022年の準備、影響が始まっているのを感じる。私にとっては新年は9月に始まる。多くの学生も同じ感覚を持っているのだろうか。

手帳を買った。最近は秋始まりの手帳も多い。
来年はどんな出来事が記入されるのか期待と希望が出てくる。来年はトラ年。手帳の表紙に虎の親子が書かれている。作者も良い年を願って描いたのだろう。表情がニュートラルなのに惹かれた。

2022年トラ年の手帳

8月中は歩いて行くのを敬遠していた花問屋。久しぶりに店内を覗くと秋の気配がただよっていた。雪柳紅葉染と白い小菊、コスモスを買って母の写真の横に供えた。

もったいない、菅首相のいきなり退任

9月3日の昼過ぎ、菅首相が短く総裁選の自身の不出馬を伝えていた。
2分程度のスピーチ。やはり突然の政局の大変化に驚いた。

菅さんの選挙区が私の地元で、気さくな人と評判も良かった。
昨年中途で総理大臣に選ばれ、その前途多難な環境からの出発を応援していた。その時は長期政権になるかどうかは未定だが、安倍元首相の残りの任期を引き受けた。
そして今回その職の継続中止を自分の意思ではなく、周りが決めたように映る。

とはいえ、もったいない。1年間の首相のキャリアを積んで今日がある。初めから就任した新しい役職を完璧にこなす人はいないだろう。

日本は「もったいないの精神」を持つ国民として世界に知られている。ノーベル平和賞を受賞したケニアのワンガリ・マータイ女史が世界語にした「もったいない」キャンペーン。

その言葉に反して、日本社会の現実は物を新しく取り替える伝統や傾向がある。
例えば伊勢神宮の20年ごとに建て替える習慣、新年にお茶碗やお箸を新調すること。使える建物も簡単に壊して更地にする。

もったいない最近の例では、今年のオリンピックのために評判の良かった代々木競技場を取り壊し、新しくしたこと。そのオリンピック中に用意されたお弁当、コロナ対策の防護服やマスクは自動的に大量廃棄処分になった。

物ばかりではなく、人も人事も刷新して力を得ようとする。政局の流れを見ていて「何ともったいないことか」と思う。政治の空白が多すぎる。これでは首相にしろ大臣にしろ、キャリアを積むことができない。責任感も育たない。
大事な議論は空虚な質問と答え、批判に費やすことが多い。もったいないことだ。

横浜市長に、山中竹春氏の就任決まる

快晴の横浜港

8月22日横浜市長選挙で山中竹春氏が圧勝したニュースに喜び、安堵した。今回は8名の候補者が立ち上がったことでも注目されていた。

美しい横浜港のラインを総合型リゾートの巨大な人工の建物で壊して欲しくない、「市民を幸せにする環境を考えて欲しい」と強く思っていた。

8月30日に就任後、はじめに「IR誘致の撤回宣言」を行い、IR推進室の廃止をする。横浜市民の7割が反対していたとも言われた計画がくつがえされた。

山中氏は横浜市大の医学部で学び、専門はデータサイエンス。今回無所属の市長となった。48歳で人口378万人を抱える横浜市のリーダーとなった。応援しています。

ヤモリと「寺田寅彦の電子全集」

陽が落ちかけての散歩道、石段の脇に続く生垣からポトンと何かが落ちる音がした。何かの固体の気がして目を凝らすとヤモリだ。

すぐに逃げずに私が階段を降りるのと並行して一緒に動く。止まると一緒に止まる。ヤモリの類いは好きなほうではないが、このヤモリは親しげなので写真を撮ることにした。接写も出来そうだ。正面から視線も合った気がする。

家に帰り、グーグルレンズで調べた。ホウグロヤモリで小笠原諸島や奄美大島など亜熱帯に多く生息している中型の種類らしい。検索していると「ヤモリ物語」というワードが出てきた。そこを訪ねると寺田寅彦の青空文庫にある無料の本。わずか8ページの本だが興味深い。

時は明治時代。寺田寅彦が役人時代に駒込で下宿している頃の日常。夏の雨が降る日は毎年頭痛がするのが常でフロに行くことでその不快さを取る等々と随筆ははじまっている。今で言う気象病か?

明治、大正、昭和初期の生活の様子は風情があり、目に浮かぶようだ。アマゾンで寺田寅彦を検索するとわずか10日前に配信になった「寺田寅彦、電子全集」を見つけた。これは価値がある。しかも値段はワンコインだ。

作品数が多く読み切るには100時間は要するだろう。物理学者でドイツ留学、旅、美術、交友録などトピックスが多岐に渡り興味深い。時々見たこともない漢字が出てくる。それらを推理するのもクイズのようだ。

夕方、目があったヤモリが、ヤモリ物語、そして寺田寅彦を紹介してくれた。

ホオグロヤモリ
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東京オリンピック2020、無事に閉会式を終えた

8月8日の夜8時に各国の国旗の入場から閉会式が始まった。

閉会式、国立競技場

過酷な真夏日に高い湿度の中、野外競技も大きな事故なく終了できた。外国人特派員やあるテニス選手が述べていたように、日よけのない会場で有観客でおこなわれたら悲惨だったかもしれない。無観客を基本にして熱中症を大幅に抑えられた。

台風の影響も受けず、テロリストなどの犯罪者の侵入も水際のコロナ対策で防げたのだろう。

十代、二十代の若い選手たちからもスポーツに取り組む新しい哲学を見せてもらった。

光を集め、浮かぶ五輪 
  2021年8月8日

こうして東京オリンピックは無事に閉幕した。

関東地方の梅雨明け

 

関東地方の梅雨明け、7月16日

今年の関東地方の梅雨明け宣言は7月16日、昼ごろだった。雲の形はくっきり。東京五輪やコロナの予防策、ワクチンなどなど、モヤッとした世の中の空気が変わった。天気は元気のもと。

「ざわつく日本美術」@サントリー美術館

尾上菊五郎、明治時代

7月15日サントリー美術館を訪れた。
今回のチラシの表紙を飾り、プロローグのキャラクターになっている石版画の役者絵。明治時代、出版元「彫刻会社」は、石板印刷の機械を購入し、銀座で会社を創業するも5年で閉店。会場には目の部分に後ろからライトを当てた絵がいくつも並ぶ。観る角度で表情が変わるのを楽しんだ。作者は石版彫刻師のオットマン・スモーリック。

秋草図屏風、伝尾形光琳

珍しい立体的な表と裏を描いた菊が散りばめられた二曲一双の屏風。
盛り上がっている花弁は胡粉(ごふん)を使用している。

桐竹鳳凰蒔絵の文台、卵形の水入れ
硯箱の蓋部分

硯箱の蓋を開けると、二羽の鳳凰が左右に並び、真ん中に卵形の水入れが現れる。こんな道具で恋歌や物語を書いたら、楽しい時間はずっと続くだろう…..

天部像頭部、平安時代

エピローグとして置かれていた吉祥天などをあらわした女性神の頭部。
平安時代の伏し目、穏やかな和みの雰囲気を今に運んでいた。

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