7月10日(日曜日)参院選の朝、空の雲の様子に目が止まった。前々日の8日金曜日の昼前、大和西大寺駅前の広場で演説中の元首相、安倍晋三さんが銃弾に倒れた。
その日の夕方、天国に旅立たれた。
(昭和29年9月21日生〜令和4年7月8日享年67歳)
これまで体験したこと、今の生活を、ちさと姿の見えないタモツさんが語った言葉をつづります。
7月10日(日曜日)参院選の朝、空の雲の様子に目が止まった。前々日の8日金曜日の昼前、大和西大寺駅前の広場で演説中の元首相、安倍晋三さんが銃弾に倒れた。
その日の夕方、天国に旅立たれた。
(昭和29年9月21日生〜令和4年7月8日享年67歳)
6月18日19日の2日間、新橋の博品館劇場で、NPO日本朗読文化協会主催の第18回「朗読の日2022」が開かれた。
3年振りの開催とあって盛況、開演前の長い列の人、人、人。
土曜日の午後2時間30分の間のチケットを購入し、全国から参加の12名の朗読者の成果に耳を傾けた。
朗読の世界は一定ではなく、表現も幅が広いことを実感した。扱うテーマは、すなわち参加者の興味の対象だろう。世代により様々な作品が提供される。表現の仕方も年齢で全く違う。
今回鑑賞した作品で言えば、実体験はなくても、伊藤左千夫「奈々子」がよかった。子供を亡くした親の気持ちが伝わってきた。自分の興味があるジャンルもはっきりしてきた。
朗読と言うより、一人芝居のように話される方、読むというより全て暗記されている方。様々な形があることを学んだ一日だった。
昨日、6月19日は父の日だった。
2005年、79歳で他界した。もう17年も経つが、今年3月から貸家だった実家が空き家になった。近頃は掃除や換気に通っている。
先週、父の和ダンスを廃品回収業者に依頼した。
父の日に訪れた業者さんは「2階にあるタンスは階段の手すりを抜けるのはギリギリだ」という。後から取り付けられたのだろう。
カラのタンスを全て開けると、今までなぜ気が付かなかったのだろう。前の入居者もそのままにしていたのか?
綺麗な色、柄のアスコット・タイがクリーニングの袋に収まったまま出てきた。
一瞬にしてオシャレだった父を思い出した。帽子が好きで、いつもかぶっていた。自宅療養時は初めて顎ひげを生やし、「意外に暖かいもんだ」と気に入っていた。
父の洋服が詰まっていた和ダンス、「回収に出すのはまだ早いよ」と父の声。新しい入居者のために残すことにした。
6月10日、仏滅、実家で庭をぼんやり眺めていた。
現在空き家、どうぞ良い人が再利用してくれますよう。
父が設計し、建てた木造の二階家。
60年の歳月が流れた。
母は専業主婦、家で庭に花々を咲かしていた。
訪れる人は少なくても、園芸に取り組んでいた。
父は赤いバラの苗木を柵の近くに植えた。
伊東の友人からもらったみかんの木もたわわだ。
中国に定期的に行き、お土産を毎回買ってきた。
そのうちの一つが、陶器の庭テーブルと椅子セット。
週末はいつもゴルフで家族で遊ぶことは少なかったが
父が描く理想の家庭のシーンがあったのだろう。
そんなことを思い出していると、アゲハ蝶が現れた。
すぐにもう1匹飛んできた。2匹は戯れながら、木の天辺に飛び上がり、舞っていた。
アゲハ蝶は神の使いとも言われる。
この古い家もまた甦るのだろうか。
上野の国立科学博物館で「地球が生み出すキセキ、宝石展」を開催している。
水のある惑星、青い地球。
地下深く、宝石をはぐくむ。
他の星は冷たく、水も宝石も生まれない。
水やマグマは分子を溶かし、濃縮し、宝石は発生する。
地球の空には、雲、雨、雹、雪、
地上には、海原、湖水、川、滝、山からの湧水、
生物、植物を潤し、みずみずしくする。
水惑星の地球には、豊かな水が満ちている。
地球は太陽のエネルギーを受け、
生命が誕生し、輝く宝石も添えられた。
3月に発売された「天使が語った道しるべ」が Y文化センターで5月、6月の朗読クラスのテキストになった。読書と朗読の違いを改めて意識した。
取り上げたエッセイは
ー戦争と平和
ー睡眠の謎
ー内輪の話
ー気持ちが晴れ晴れ
ータカラ袋 etc.
朗読は導入部の声の高い低いの調整、主語と述語を際立たせる等々、注意するポイントを教わっている。普段の話し方が影響されるのでむずかしい。
日本語の繊細さを改めて考えさせられた。例えば足跡は「あしあと」「そくせき」とどちらが適切か、選ばなければならない。変化は「へんか」「へんげ」、永遠も「とわ」「えいえん」と二通りに読める。
その他にアクセントで聞く人に意味の違いを伝える言葉もある。奇跡と軌跡、ソウル(魂)とソール(靴底)、団扇と内輪など。
初心者としては、読書と違って朗読は歌唱のようなアクティブな共通点を多々感じる。
50代の頃、10年ほど丹田ヨガのスタジオに通った。多い時は週に3回と集中した時期もある。
丹田は目に見えない。最近やっと、場所が意識できるようになった。その頃はお腹を強く背中につけるように引き、また前に出す。このトレーニングから始まった。ドローイン、ドローアウトと呼ぶ専門家もいる。
最近体感したことは、お腹の動きではなく、尾てい骨を落として丸める。外側からの動きだ。そうするとお腹が自然と引っ込み、丹田に力が入り、お腹の真ん中に筋力を感じることができた。
楽な方法で、お腹を引くことができる。
押してダメなら、引いてダメなら、垂直方向へ落としてみる方法もあった。
今週、新刊本「天使が語った道しるべ」が幻冬舎から全国流通になった。
昨年始めに「眼(あい) 天使が語った道しるべ」を電子書籍で配信して頂いたが、やはり「紙の本」の方がよい、という声が多かった。若い読者の間ではアニメの電子書籍は非常に伸びているそうだ。しかし文学作品や思想、宗教関係は「紙の本」は頭に入りやすく、自分のペースも守りやすい。
この度、紙の本の出版に至ったのは、去年の6月にチェコ共和国の25歳の女性から、郵便レターを受け取ったことがきっかけだ。
27年前に出版した「妙な本」を古本屋で彼女が購入し、手紙をくれた。紙の本は、目に見え、触ることができ、手でページをめくる。読まない時でも、そこに居て文字と共に何かを発信している。
私自身もこの本を愛読書として、長い間そばに置いてエネルギーを得ている。
3月14日は記録的な夏の陽射しが降り注いだ1日。
しばらく休んでいたウオーキングを兼ねて、近くのイングリッシュガーデンを訪ねた。
4時頃の来園者は5名、ほぼ貸し切り状態の中、木陰のベンチに腰を下ろしてそよ風を感じた。
子ハトが一羽、白いパンジーを食べている。
短く剪定された草木が広がり、サッパリした地面をみえている。パンジー、クリスマスローズ、白色や黄色の水仙などが点在して植えられていた。
桜の木を探した。オカメと名前のついたサクラの木は満開だ。
帰りに園芸コーナーで、オステオスペルマムの花苗を買った。中心の紫色が立体的な、八重咲きの白い菊で、初めて見る品種だ。
最近、毎朝セントポーリアのツボミの膨らみを観察するのが楽しみだ。今日は3月5日、春を感じる啓蟄の日。
写真に撮って拡大すると、また違った景色、世界が見えた。生命力旺盛で、葉も茎もツボミも光っている。植物のオーラ? 残したい成長記録だ。