断捨離シーズン

秋めいてきた。先延ばしにしていた断捨離を始めた。
実家の片付けは専門業者に依頼したので、出費は大きかったが苦労はなかった。今回は私の住まいとトランクルームだ。時間があるので、自力で丁寧に仕分けし、なるべく公共のサービスを利用することにした。三ヶ月くらいで終了するのが目標だ。

まずはパソコン。次はリサイクル回収業者に頼んで、衣類、靴、バッグ、CD、食器類、読書スタンド、テーブル、トースター、額類を持って行ってもらった。買取価格は合計2200円。買う時は高額でも、売るときはキロ単位で二桁や三桁の数字になってしまう。しみじみと物質が溢れる世界、消費生活、人々のゴミ生産量を思ってしまう。

しかし、良いこともある。長年見かけなかった、父からの土産の琥珀ネックレスや、30年前エルサレム旅行で購入した古代ローマガラスのペンダントが出てきた。
同時に、「宝の持ち腐れ」の反省点があった。気に入ったアクセサリーも使ってないものが多い。書籍も未読で良書らしきものが多くある。余生の時間を考えると、消化しきれない量だ。

高齢になったら、所有物の管理が出来ないほどの量は持たないことだ。「管理能力」があるうちに適正な量にして、気に入ったものを大事にしていく生活に切り替えよう。気分転換の買い物や雑貨好き。「でもそろそろ卒業しよう」と自分に言い聞かせながら断捨離を進めている。

懐かしい隣人に会った

去年の9月11日に母のための慰霊旅行を計画し、姉とドイツのアーヘン大聖堂へと成田空港へ向かった。ちょうど桜木町のギャラリーで、去年の秋にドイツへ水彩スケッチ旅行へ行かれた増田和雄個展の案内をタウンニュースで知り、懐かしいドイツの風景画を見に行くことにした。しかし思いがけなく、この日のメインは懐かしい隣人の再会となった。

建物のフロアーに着くと、以前実家の隣りに住んでいたSさんがブティックを経営していたことを思い出した。Sさんは引っ越され、もう10年近くお会いしていない。そのビル内で洋服を扱うお店は1軒しかなく、以前と店名が違う。しかし興味本位から、お店の奥を覗くと、以前と変わらないSさんが座っていた。お互いマスクをかけているが、すぐにわかった。

彼女も「久しぶりね。お母さんはお元気?」と急に現れた私を見て驚いた。長い立ち話になりそうな予感。店の奥の椅子に座って1時間くらい近況を伝えあった。彼女は大手の洋服メーカーと販売店を経営していた。実家の隣のビルではレストランも開業していた。母が去年5月に他界したことを告げると、「お母さんにはお世話になったのよ。いつも道路の落ち葉を掃除してくれて」とすぐに昔を思い出してくれた。彼女のご主人は以前カメラマンで近所の人とは話すことは苦手だったが、母とはよくおしゃべりしたそうだ。話している間、当のご主人がフラリとやってきた。だいぶご高齢になられた。

母は、ある時、庭の野良猫が食肉の塊を加えてやってきたのを見た。すると隣のレストランから盗んだのだろうと察し、「お宅のお肉ですか?」と届けたのだ。後日、箱に入った自家製のケーキをお礼に頂いた。母は若くして結婚し、専業主婦として日々過ごしたが、たまに、積極的な社会性を見せた。

近所に住む歩行困難な同年輩の婦人は、いつも車椅子での外出だった。母が同行したとき、道路に段差があることを見つけ、市役所に報告した。段差は後日、改修されたと聞き、感心したことも思い出した。

Sさんの洋服に出会ったのは40年近く前。会社員時代は、倉庫のセールで通勤服を選び、様々な服に出会った。今はお店が一つだけになったが、お元気で明るく営業されていた。
「続けるしかない。続けることが大事ね」
Sさんの言葉に、エネルギーをもらった。

菅官房長官と「相互扶助」

自民党の総裁選挙の最有力候補の菅官房長官は、報道番組でフリップにスローガンとして、「自助、共助、公助」と書いて短く説明していた。この手書きの言葉、テレビの前で「その通り」と思ったのだが、後からネットニュースを見ると、多くはネガティブな解釈の記事で驚いた。

現状では、「自助」については国民は各方面で工夫しており、盛んにならざるを得ない。「共助」も災害時の自衛隊や緊急時の対応班の活躍があり、交番の警察官は地域密着型で、アメリカや中国のポリスと比べることはないが、数段格段、市民に対して親切だ。「公助」も健康保険、生活保護など良い制度が整備されている。

これからは「相互扶助」がキーワードだと思っていた。世界中でお互いはお互いを必要としている。身近な人間関係や経済生活でも同じだ。「自助、共助、公助」が更に強化され、満足度が上がることを願う。

胆汁の話

胆汁について紀元前2400年のギリシャ人、ヒポクラテスはすでにこう述べていたそうだ。「胆汁が濃い人は痩せていて活動的だ」

「胆汁って何?」と言われても説明に難しいと思っていた。しかし興味があったところ、先日健康番組の中で、慶應大学の胆汁専門の渡辺光博教授が最新の論文をやさしく説明していた。

お腹の脂肪が気になる近頃、胆汁の話は参考になった。

●胆汁は黄褐色の液体で、肝臓で1日に600〜1000ml生成される。胆のうに濃縮して1日分50〜60ml蓄えられる。胆のうは長さ10cm、巾4cmくらいの袋だ。スッポンの胆汁から造られる胆汁酒は非常に苦く高価。ワインカクテルで緑色。

●働き①:小腸へ行く食物の脂肪の消化と吸収を助ける。

●働き②:胆汁酸が血液に入り脂肪の燃焼、代謝を助ける。中性脂肪を吸収する。

●胆汁酸の質がダイエットには重要。質を良くすると、脂肪燃焼が良くなる。そのために便秘に気をつけ、古い胆汁酸を外に排出することが大事。新しい胆汁酸で効率よく脂肪を代謝できる。

ダイエットには胆汁酸の質を良くする、もち麦(大麦)、杜仲茶、焼きのりを三週間摂取する実験で良い結果が出ているそうだ。身近な食材なので試してみる気になった。

冷やし中華めん

昨日の日曜日は久しぶりに気温30度以下になった。土曜日の夜は雷が連続して鳴り響き、大雨になった。盛夏も少しづつ去っていく。

夏といえば、最近の楽しみは花火見物、夏季限定の冷やし中華めんくらいだ。今年はみなとみらいの花火大会が中止になり残念だ。わずか1年前はクイーンとサザンの曲をバックに30分に1万2千発の豪華花火シンフォニーを提供してくれた。

香港風冷やし中華

冷やし中華は少し高級な店やホテルで、家庭の味とは違う材料や味を求めて、2回くらい外食する。今年はSホテルで香港人シェフの蒸し鶏と野菜たっぷりの冷やし中華めんを試食した。ラー油や中国の薬味、平らな細い麺が特長だった。

サラダ感覚の冷やし麺

 

家でもサラダ風にたっぷりのトマト、甘い錦糸卵、きゅうり、焼き豚をのせて作る。

 

猫と再会

今年の夏はステイホームと決めているが、夏休み企画として姉の家を訪ね、かねがね話に聞いている2匹の猫たちに会いに行くことにした。一ヶ月前から予定に入れて必ず実行する項目にする。

ユズ Boy

8月18日はやはり猛暑日で気温は34度。しかし時々曇りになり、風もあった。

ユズ Boyはすでに16歳となり、16年振りの再会になる。姪が友達から生まれたての子猫をもらって来た。生命力乏しく、毎日病院で点滴をして栄養を取ったそうだ。ユズは小さく生まれて、6kgと大きく育った。近所の猫たちと喧嘩したり、道の側溝にハマったまま一週間過ごしたり、十分に武勇伝を残し、今は隠居顔をしていた。人間のように、心臓と腎臓の薬を服用。夜外出する以外、家では寝ているらしい。

ニーナGirl、ソマリ種の5歳

ニーナ Girlは平成27年に家族になった。アビシニアンの中のロングヘアー、ソマリ種だそうだ。やはり若いと活発、俊敏だ。私はこの日が初対面だったが、親しげにやって来た。差し出した手に頬をすり寄せたり、慣れて来て軽く噛んでみたりした。ニーナは外でもお転婆で、高い木の枝に登ったあと帰れなくなり、二度も消防員を呼び、二度目はすぐ諦められたとか。兄が危険を冒して木に登りレスキュー隊さながらの行動もした。手がかかるほど、可愛くなるようだ。

ニーナ Girl

ラジオ体操と海上自衛隊体操

NHKのBSで「偉人たちの健康診断」を録画して毎回参考にしている。
8月は「戦艦大和 男たちの健康」を紹介していた。船上の規則正しい生活、食事、体操が健康の基本。番組中に元乗組員の94歳の男性がインタビューに応えていた。お二人とも顔ツヤもよく、お話もわかりやすい。その中で信号兵の任務をしていた廣さんが海上自衛隊体操を披露していた。

私自身も退職後、運動不足にならないようにラジオ体操をしている。昔ながらのラジオ体操は長続きしない。ネットで有料の「バレエ・ストレッチラジオ体操第一と第二」を購入し、ここ数年続けている。ピアノとバイオリンの演奏をバックに西島千博が優雅にバレー風にラジオ体操を行なっている。第一と第二体操を合わせても10分かからない。

番組の中で94歳の男性の海上自衛隊体操の動きは現在もスムーズで見ていて楽しくなった。早速、ユーチューブで検索し、毎日の体操のメニューに取り入れた。若い男女の隊員さん二人が、ピアノの演奏、キビキビとした掛け声に合わせて体操をしている。コロナ対策のマスクをかけており、護衛艦のような模様が入っている。令和バージョンは新鮮に映った。

家電製品の終わり方

先日、掃除機をかけていたら、黒い筋がたくさん床や畳の上についていた。
おかしい?と思い、ヘッド部分を裏返すと原因は床に触れる黒いゴムの部分だった。これでは役にたたない。このナショナルの製品は35年前に友人が購入し、海外へ引っ越す時にもらった。それから30年経ち、今も本体は故障していないのだが、買い換えることにした。今はパナソニックに変わり後継モデルもあった。機能が進化しているので、より効率的に掃除ができる。

数ヶ月前、洗濯機が動かなくなった。最後に回ってくれたとき、とても変わった仕上がりだった。2枚のレースカーテンを入れたのだが、1枚は普通に仕上がり、もう1枚は縦にビリビリに破れていた。ドラムの中には突起物もない。これほど全面的に破れてはどうやっても修復不可能な状態。なぜだろう。メーカーに問い合わせる気力もなかった。この洗濯機は10年以上経つが、空室にあったため使用する機会は数回だった。洗濯機が怒ったのか?

家電製品の終わり方で思い出すのは、ノートパソコンだ。私は会社で使うパソコンの他に、私物のノートパソコンを職場に置いて愛用していた。今はなくなったがアメリカのあるメーカーにこだわっていたからだ。毎日使い、頻出する専門の登録単語も増え、なくてはならない存在。それが退職する数ヶ月前から単語の出方が不安定になって来た。単語ファイルをチェックしたり、騙し騙し使用していた。出勤最後の日、荷物をまとめ、私物のパソコンも家に持ち帰った。そして家で電源を入れると、モニターは何も映らず、完全に動かなくなった。午前中まで動いていたのに。この時も修理は考えなかった。「ご苦労様でした。ありがとう」という気持ちだった。

8月1日の梅雨明け

 

8月2日 11時

8月1日、平年より11日遅く、待ち遠しかった梅雨明け宣言が出た。
ベランダから見える空は懐かしの夏の空。
カラッとした空気、昨日までの梅雨とは全く違う。

青空を眺めているだけで、気分は上がる。
今年は6月11日の梅雨入りだった。
真っ白い雲の下側のグレーゾーンは今のコロナ禍を表しているようで、夏の明るさを楽しむには100%には少し届かない。

日中は30度を超える真夏日なので、夕方7時近く、陽が落ちてから散歩に出た。風も気持ち良い。桜木町駅までゆっくり歩いて、40分。今日はほぼ満月に近い明るい14夜月だった。みなとみらいの動く歩道からしばし月を眺めた。

下の写真、右側の建物は6月29日に全面供用開始された新しい横浜市庁舎。
32階建ての行政に当てられた高層ビル。2017年から着工され、工事期間は約3年と今年に入っての検査で竣工という早さに驚く。
手前の横浜らしい船形の8階の建物は議会棟で母屋の行政棟と離れている。
左は横浜アイランドタワーで2003年竣工した17階建てのオフィスビル。

ほぼ満月、横浜市庁舎

 

誤嚥性肺炎を予防する食事:母の場合

2013年、ある老人ホームで、ドーナツを提供し、入所者の85歳の女性が窒息、心肺停止になった。准看護師が過失致死罪を問われていた裁判で、逆転無罪になったニュースを読んだ。妥当で嬉しい判決だと思う。73万筆の無罪を求める署名があったそうだ。

私の母も要介護度が高くなった時、デイサービスやショートステイ先のおやつや食事による誤嚥性肺炎で、救急車にお世話になったことを思い出した。

逝く前の1年間は、「自宅で看護する」という主治医やケアマネージャー、私を含めての話し合いがあった。「救急車を呼び、数週間入院して炎症を抑える」の選択はなくなった。延命処置は考えていなかった。主治医からは「余命数週間」と告げられていたので、退院後、流動食を自宅で3食用意するという重い課題があった。通販の缶詰のジュースや噛まずに食べるシリーズは母の食べる楽しみをなくすだろう。病院の流動食も素材の味が残っていなかった。

家では骨に負担にならないよう車椅子を使わず、電動エアマットベッド上の生活が続いた。母は食欲を保ち、三度の食事を規則正しく食べてくれた。基本は食事はあまり凝った料理をせず、「本人の好きなものだけ」にした。ナースステーションから看護師研修生が、参考に話を聞きに来たこともあるので、ここに紹介したい。

食事:お粥にふりかけ。温泉卵1日2個くらい。ヨーグルト。
りんごのすりおろし。牛乳と小松菜をジューサーにかけたドリンク。
油物は消化の負担になるが、たまにとろとろしたクリームコロッケ。カレイの煮物。ナスの煮物。
銀だらや銀シャケの細かくしたフレーク。
柑橘類の天然ゼリー状100パーセントジュース。

おやつ:アイスクリーム。チーズケーキ。チョコレートケーキ。わらび餅小片。
ドーナツ、カステラは温めた牛乳につける。

これらのメニューを繰り返し、用意した。喉で「ゴックン」と飲み込んだことを確認しながら、時間をかけて食事することも、重要なチェック点だと思う。

 

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