マース川の船上でインタビュー最初の人と出会った(2)

今回の旅をより有意義な時間にするために、出発前に次のイベントを考えた。

まずサイン帳になるハードタイプの10センチ四方のミニアルバム(母の写真集)を持参した。写真は話の途中で利用することもできる。

⚫︎旅先で人のよさそうで、話しやすそうな人と会話する。

⚫︎彼らの出身、仕事、住んでいるところ、などを話題にし、最後に好きな言葉や座右の銘、モットーをアルバムに書いて名前だけでもサインをもらう。

⚫︎最後に日本からの記念品としてパイロットのフリクションボールペンを渡す。

このボールペンは先端に消しゴムがついているタイプで、外国人に人気と聞いている。

アーヘンでは観光に忙しく、インタビューの時間とチャンスがなかった。

ところが、遊覧船の階下のレストランに行くと、思いがけず、若いウエイターが話しかけてきた。

`Are you a Christian?  Because your choker chain of a cross…`

私の小さな、しかし光っている十字架のネックレスを見たのだ。

`Yes.  Are you?`

から会話が始まった。

自分もそうだといい、左手の手首内側に1センチ四方の十字架のタトゥを見せてくれた。アフリカのコプト教会だろうか?多くのクリスチャンではタトゥは普通のことらしい。

日本からの観光客だと告げると、すぐに積極的に質問してきた。

「日本にはどのくらいのクリスチャンがいるのですか?

エジブトではアフリカンクリスチャンが9パーセントくらいです。」

「日本は多分1パーセントくらい。」と答えた。

(⚫︎メモ:日本の歴代首相では63人中7名で11パーセントと以外に高い。)

彼はエジブトのカイロからオランダに移住し、このレストランで働いている。

最後にリクエストに応じてサイン帳に好きな言葉をアラビア語で書き、ハートマークを2つ入れてくれた。

 * Love is the base of life.*   (実際はアラビア語)

「日本語で訳を下に書いてください」というので、「愛は人生の基礎です。」と書いた。

そして最後に `This is a pen made in Japan. `  と記念品を手渡した。中学時代の教科書を思い出し、少しおかしく思った。同僚のウエイトレスに軽く手で注意されながらも、それにはお構いなく、彼はスマホを取り出し、2ヶ国語で書かれた彼の好きな言葉のサイン帳と私を入れて自撮り写真を撮った。仕事中だったので、とにかく素早い行動とインタビューだった。申し訳なかったが、喜んでいて私もうれしかった。

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