ハイデルベルグ、クルージング(1)

9月16日、月曜日。旅も終わりに近づいて明朝はフランクフルト空港から羽田へと帰路に着く。最終日は観光スポットを見つけるのではなくノープランで行こう。

朝食をゆっくり多めに取り、9時過ぎにホテルを出た。ネッカー川を目指し進むとほどなく、川沿いの道を見つけた。歩いていると観光船発着場がいくつもある。出発時間を調べると11時出発3時間のクルーズがあった。料金は17ユーロで高くはない。天気も良いし、船上からハイデルベルグの町並みや城や城壁も眺められる。

 

出発まで1時間余りあるので、そのまま川岸に沿って散歩を続けた。有名な古い橋、カールテオドール橋のふもとについた。モダンな猿の像がシンポルになっている。頭部が空洞になっており、そこに頭を入れるとラッキー?。猿の手にある金貨をさわると金運がよくなる。奈良の東大寺にもくぐり抜けると幸運、という柱があったのを思い出した。早速、試してみた。頭はするりと入った。何か期待ができそうだ。

11時10分前に船着き場に戻ると、すでに十数人の観光客が並んでいる。ほとんどが2階野外デッキに行く。昇ってみると席はほとんど満員。大型犬を連れている人もいた。上流の停留所で下船して3時間ハイキングして、5時発の船に乗ることもできる。山歩きスタイルのグループもいた。席を探していると、最後列の船の手すり近くに2つ空席がある。上下グレーのスエット姿のマシュマロマン風の男性がここ空いてるよ、とジェスチャーで示した。折りたたみ椅子の個人席だ。テーブル席は満杯。狭そうだが、落ち着けるかもしれない、とそこに席に決めた。客の後ろ姿が多いが、デッキ全体の様子も眺められ、両側の景色もよく見えた。

 

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