毎年10月の最終日曜日にイタリアのサマータイムが終わる。日曜日の朝、時計を1時間遅らせた。つまり1時間得したのだが、この日の出発時間は7時45分と相変わらず早い。
午前中は郊外にある小さな中世の天空の街、チビタ・ディ・バニョレッジョをめざした。個人で行くには交通が不便な場所らしい。フィレンツェから南下して178キロ、バスで2時間半、天空の街が目の前上空に現れた。
バスから道はきれいに整備さているが300の階段は登り坂だ。頑張りどころ、万里の長城のように続いている。
中世の街を入島すると、こぢんまりと真っ直ぐに道が続き、まもなく行きどまる。
土地の崩れが進み、住民は観光の仕事に携わる数名だけだそうだ。