永遠の都ローマ展

平日はネット予約なしで入館でき、シニア料金ありということで、快晴の火曜日午後から上野の東京都美術館へ向かった。

一番関心があった作品は、カピトリーノ美術館にある大理石の女神像。古代ギリシャのプラクシテレスのヴィーナス像に基づき、2世紀に制作された。会場では360度の舞台に置かれていた。後ろ姿も美しく、新作のように今という時代ととけあっていた。

カピトリーノのヴィーナス
 (部分、2世紀)

入場してすぐ目に入ってきたのは「カピトリーノの牝狼」のブロンド像。狼がロムルスとレムスの双子を育てた、という伝説がある。二人はローマ建国者としてのシンボルで、日比谷公園にもレプリカが置かれている。

カピトリーノの牝狼、複製
(原作はBC5世紀)

70点の彫刻や絵画の中で、親しみを感じたのはカラヴァッチョ派の画家が描く「メロンを持つ若者」。以前カラヴァッチョの作品展で圧倒された体験がある。思わず絵の前に歩み寄った。

メロンを持つ若者
1626-29年カラヴァッチョ派
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