新刊本、朗読クラスのテキストで使う

3月に発売された「天使が語った道しるべ」が Y文化センターで5月、6月の朗読クラスのテキストになった。読書と朗読の違いを改めて意識した。

取り上げたエッセイは
ー戦争と平和
ー睡眠の謎
ー内輪の話
ー気持ちが晴れ晴れ
ータカラ袋 etc.

朗読は導入部の声の高い低いの調整、主語と述語を際立たせる等々、注意するポイントを教わっている。普段の話し方が影響されるのでむずかしい。

日本語の繊細さを改めて考えさせられた。例えば足跡は「あしあと」「そくせき」とどちらが適切か、選ばなければならない。変化は「へんか」「へんげ」、永遠も「とわ」「えいえん」と二通りに読める。

その他にアクセントで聞く人に意味の違いを伝える言葉もある。奇跡と軌跡、ソウル(魂)とソール(靴底)、団扇と内輪など。

初心者としては、読書と違って朗読は歌唱のようなアクティブな共通点を多々感じる。

朗読のクラス

昨年9月から月2回の朗読のクラスを受講し、朗読の世界に軽くふれている。

ルリカケス、奄美大島

講師は元アナウンサー、明るい美声で、細かく指導してくれる。クラスは数名の少人数だ。若いキャビンアテンダントの方も不定期に参加している。

始めは音読と同じように捉えていたが、それは全くの認識不足。自分が実際に身を持って行うと、今更ながら朗読の奥深さを知る。

テレビドラマなどの語り、声優など、聴き流していたが、如何に努力や才能、センスが必要なのかわかった。現在は地味な語り、朗読の部分も、今までにない角度で味わっている。

日頃の呼吸も大事で、腹式呼吸で文章を読めるよう、冷蔵庫に貼った発声練習表を見つつ、朝の2〜3分程度発声している。これだけでも始めてよかったと思える。

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