「ざわつく日本美術」@サントリー美術館

尾上菊五郎、明治時代

7月15日サントリー美術館を訪れた。
今回のチラシの表紙を飾り、プロローグのキャラクターになっている石版画の役者絵。明治時代、出版元「彫刻会社」は、石板印刷の機械を購入し、銀座で会社を創業するも5年で閉店。会場には目の部分に後ろからライトを当てた絵がいくつも並ぶ。観る角度で表情が変わるのを楽しんだ。作者は石版彫刻師のオットマン・スモーリック。

秋草図屏風、伝尾形光琳

珍しい立体的な表と裏を描いた菊が散りばめられた二曲一双の屏風。
盛り上がっている花弁は胡粉(ごふん)を使用している。

桐竹鳳凰蒔絵の文台、卵形の水入れ
硯箱の蓋部分

硯箱の蓋を開けると、二羽の鳳凰が左右に並び、真ん中に卵形の水入れが現れる。こんな道具で恋歌や物語を書いたら、楽しい時間はずっと続くだろう…..

天部像頭部、平安時代

エピローグとして置かれていた吉祥天などをあらわした女性神の頭部。
平安時代の伏し目、穏やかな和みの雰囲気を今に運んでいた。

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