3日目のスケジュールは分刻みだった。飛行機の出発時刻が5時のため、4時前には伊丹空港に到着して手続きを行う。高速道路は混んでいた。高野山では、奥之院と壇上伽藍がふたつの聖地がある。
一本に繋がった三本の杉の木、奥之院
それでも午前中の奥之院はゆっくりガイドの僧侶と回ることができた。「私たちは過去の人々の供養に訪れています。観光ではありません」見学の心構えを注意をした。
宗派に関係なく、いにしえの有名武将、最近の有名人芸能人、大企業の石碑、土中に埋まっていた無縁仏が眠る、黄泉の国の入り口だ。広大な墓所(はかわら)だ。過ぎ去った人たちを思い出すことで供養できる荘厳かつ神聖な雰囲気を感じる。
高野山自体は平坦地、周りの山々「八葉の峰」に囲まれ、蓮の花の中心になっている。
今年2023年は弘法大師空海の御生誕1250年にあたる記念の年。
壇上伽藍や徳川家霊台は、それぞれガイドの説明終了後、それぞれ15分くらいの自由時間。撮影時間はほとんどなかった。僧侶は「カメラより説明に集中して、正しいお詣りの仕方、知識を持ち帰ってください」と話す。
今回の旅は金剛峯寺の見学は含まれず、駆け足の旅だった。
次回はゆっくり高野山の街並みやお寺を散策してみたい。