外国映画ウィーク

1月から3月は毎年、気分的に実務的に気がせく。
確定申告の下書きを済ませたところで、先週は気分転換を求め、映画ウィークと決めた。

アマゾンプライムは入会後、ほとんど利用していない。今回は1作品ずつ4日間連続で、おすすめ作品を鑑賞した。どれもハズレがなかった。頭の中を異なる思考が占領した。

🇩🇿  🇳🇱 日曜日に「アルベート・カミュ」1960年に交通事故で46歳の若さで世を去った哲学者、ノーベル賞を受けた小説家であり舞台演出家でもあった。昨年は「ペスト」で再び注目された。アルジェで貧しい子供時代を過ごしたが母の助けのおかげで高い教育を受け、パリに渡った。サルトルとは宿敵だった。

🇦🇷  🇵🇱  月曜日はアルゼンチンの映画「うちに帰ろう」。88歳のナチス時代を生きたユダヤ人の老人が「自分の人生に向き合う」決心をして、ポーランドの幼なじみで恩人を訪ねる旅に出た。少し冷たい家族より旅先で出会う人たちから親切以上の助けを受けながら旅は進む。

🇮🇸  🇺🇦 火曜日の「たちあがる女」もよかった。2018年のアイスランドの景色、温泉も出てくる。この作品もユーモラスなタッチだが自然界の中に音楽グループが演奏している情景が、斬新な表現方法だ。戦闘体制で一人で自然環境を守るために奇抜な工夫を凝らす。ウクライナに住む養女縁組のエピソードも扱っていた。

🇹🇩  水曜日は「ともしび」、2017年のベルギー映画だ。
原題は「ハンナ」。特殊な表現手法、説明しないストーリーで難解だった。コメントを読んでもそこで見解が多岐に分かれている。共感はできなかったが、妙に現実感があった。

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