雨ふたたびの厳島神社 ①

7月9日、新幹線で3泊の広島の旅に出た。
1日目は大雨注意報の出ている西日本に向かうことになった。新幹線は50分遅れ、広島駅から宮島口までのJR在来線も不通になった。残る交通手段は路面電車、所要時間は1時間15分だった。

前回は日帰りだったが、今回は宮島に1泊した。
雨の中、送迎バスでホテルに到着した。
夜8時30分からのライトアップの厳島神社を訪ねるツアーが始まると雨は止み、大鳥居の下まで歩くことができた。ツアー終わりの頃また雨が降り出した。

夜9時頃、干潮の神社回廊
ライトアップされた干潮時の大鳥居、高さ16.6メートル

ホテルの早朝ガイドツアーにも参加した。
7時から1時間ほど近くの山道を散策した。傘をさしながらでも美しい緑を楽しむことができた。花崗岩が粘着質の真砂になっている。白っぽい地面のおかげで雨天でも明るい気がする。

大鳥居の木材にもなっているクスノキ、1メートルに育った
ロープウェイ入り口
ゆっくり歩いて8分

晴れていれば目的地だった弥山(みせん)伽藍。
そこへ登るロープウェイの入り口。秋は紅葉が美しいベストシーズンらしい。紅葉は葉っぱの小振りなイロハモミジという種類だ。

宮島のイロハモミジ
早朝、静寂な神社回廊

ツアーの最後、ホテル隣りの車庫に可愛い鹿が待っていた。
島の人口1500人に対し、鹿は500頭ほどもいるそうだ。

宮島の鹿、低木枝先の葉や
雑草、紙類を食べる

初めての宮島、厳島神社にお詣り ①

4月25日はあいにく終日雨の予報、携帯傘より便利な普通の長い傘をホテルで借りた。タクシー予約も40分待ちだ。

公共交通は路面電車の紙屋町東駅まで徒歩10分。そこから東広島駅に行き、JRに乗り換え、宮島口駅に到着。1時間くらいでスムーズだった。そこから出航するフェリーもすぐに乗船でき、10分ほどで、宮島桟橋に着いた。

広島電鉄、路面電車

大勢の外国人観光客、島は風もあり、この日は2月くらいの気温に下がっているそうだ。多くの開いた傘、傘、周りの景色が見えにくいだろう、少しガッカリして進んで行くと、人力車のお兄さんがお客待ちしているのが見えた。これは利用させて頂くのが正解だ。オプションの説明を聞いて、2時間のコースを選んだ。

暖かいひざ掛けを2枚掛けてくれた。薄着だった私は有り難かった。記念写真も上手に撮影して頂いた。

人力車で宮島参拝、スタート

厳島神社は推古天皇元年593年に創建された。
その後、1168年頃、平清盛が神殿造りの海上社殿を造営した。1571年に毛利元就が本殿の大規模な修復を行なった。
宮島全体が御神体ゆえ、流血の戦いを起こした毛利氏が改築の責任を負ったのだ。

大鳥居は重さ約60トン、高さ16メートル。クスノキを使用しており、鳥居の重さと強固な地盤だけで自立している。当時のすぐれた建築技術に驚嘆するばかりだ。

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