旅の二日目は秋田の竿燈まつりの観覧だ。


今回旅グループの全員が竿燈祭りは初めてらしい。土地の人々の懸命ないなせな姿に、旅仲間は顔を見合わせて祭りの熱気を共感。黄金の稲穂に見立てた、最長は長さ12メートルの竿燈260本余りのパレード。立ち止まって披露する伝統の妙技。


8月6日は4日間の祭りの最終日とあって、ひときわ演者のエネルギーがほとばしっていた。
「どっこいしょ、どっこいしょお〜」


竿には継ぎ目が何箇所かあり、祭りの終わりの頃、しなった竿が観覧席に迫って来た。継ぎ目が2度に渡って地面に向かって折れ、竿燈が水平になった。
私の隣のブロックの観客は倒れてくる竿燈にぶつかりそうになり周りに避難。私は席にギリギリ座ったまま、目前に迫る竿燈を見た。
アナウンサーは「祭りは最後で大盛り上がりです」
さほど驚いた様子はなかった。