今日から連休が始まる。
今年はステイホーム週間にして下さい、と行政、メディアが呼びかけている。
1年前の2019年、平成最後の4月、目前の令和への改元のイベントに世間はエキサイトしていた。母もベッド生活を続けながらも、食欲があった。5月1日には約一年ぶりでいつもの流動食を替えて、普通米の握り寿司を食することができた。新しい令和時代を祝っていた。
部屋の片付けをしていたら、小さな額縁がたくさん出てきた。母はデイサービスに週2、3回お世話になっていた。月に一回、工作の時間があり、季節感のあるデザインで小物を作り、家に持ち帰ってくる。素朴で可愛い作品をスタッフの方々が選んでくれる。5月の鯉のぼりは2つ作品があった。今年鯉のぼりは外では見ること少ないので、玄関に飾ることにした。
母の手作りの作品は鎌倉彫も多くあるが、やはり最近の作品に母の空気やDNAを感じる。今年の特別な5月を思い、母を思いながら、新聞記事で見た伊勢崎町通りの浜っ子を元気づけたいと願う50匹の鯉のぼりストリートに散歩に行こうかと考えている。はたまた、去年母に聞かせた童謡の「こいのぼり」、甍の波に雲の波〜を歌って元気を出そうか?