友だちを持つ大事さ

友だちは何と言っても自分が感じた言葉を聞いてくれます。聞いてくれる存在が友だちです。

そのためには、語る言葉を持ちましょう。自分の気持ちを表現する言葉を蓄えましょう。そして必要な時に取り出せるようにしましょう。

そのためには言葉を選びましょう。自分の発する言葉で相手がイヤな気分にならないか吟味しましょう。そして暗い言葉を出しそうな時、自分の中に少し残しておきましょう。

だから自分が友だちになりたい、友だちが欲しいと思ったら、簡単です。相手の言葉に耳を傾ければ、そこから友だちが始まります。子供の頃、5分もあれば友だちになれたこともあるでしょう。

その友だちの間柄を長く続けたいと願うなら、相手の自由を尊重することです。自分の期待通りにいかなくても、立ち止まって相手の立場をよくよく考えてみることです。

友だちのすべてがいいものを自分に与えるとは限りません。友だちに対して意外に嫉妬心を持ってしまうこともあります。嫉妬心については多くの人が悩みます。それに対してどう対処するか、どのようにプラスの解釈ができるか考えてみる。良い方向へ向けるにはどうするか、多くの人の課題です。

友だちが一人だけの人は相手との絆が太いので、負担にならないように気をつけましょう。失った時のショックも大きくなります。

友だちが全くいない人は、人間以外のものと対話するようにして下さい。なぜ対話するのか? それは楽しいからです。繋がりを感じるからです。環境的にまわりに友だちがいない人は、植物、昆虫、動物、木々、目に見えない神仏に対して会話をして下さい。

人間がいない場合でも、命を感じるものと対話することは楽しいことです。

ハイファから来日した御夫婦のこと

10月30日水曜日、アヴィシャイとニリと会うのは3年振りだ。前回は家族4人で来日して、日本が大好きな両親は子供たちを連れて名所の金沢、高山、京都などを案内した。今回はご夫婦だけで、渋谷に約10日間の滞在予定だそうだ。アヴィシャイとは35年以上前に同じ会社で働いていた。

私もアヴィシャイの家は2度ほど訪ねたことがある。いつの間にか、お互いにシニアライフを送るようになった。

夕方に会った。品川駅近くの日本料理の円で小皿を数品を選び、秋の和食を楽しみつつ、近況を伝え合った。私は彼らから日本の文化を教えてもらうことが多い。日本に数年勤務していた頃は、能楽のお面を器用に彫っていた。奥さんのニリは草月流の生け花を習い、教師のライセンスを取った。日本庭園もハイファの学校で教えていた。

今は何をしているかといえば、アヴィシャイは金継ぎをネットで独学で学び、割れた陶器を直している。素敵な作品の写真をたくさん見せてもらった。すごい。茶道でもありのままを見せる精神の金継ぎ。ユニークだ。

 

 

 

 

 

 

ニリは以前から陶芸をしている。庭に陶板を置いた二人掛けのベンチを作った。大きな作品にも取り組んでいる。風流で自然素材が活かされている。

いつもこの御夫婦のエネルギーには驚かされる。

ルノワールとパリに恋した12人の画家たち

Note:Masterpieces below are posted by postcards. NP.

横浜美術館で開催中の展覧会に行ってきた。只今13人の画家たちの共演中だ。

土曜日の午後、たくさんの人が鑑賞していたが、展示は見やすく、近くで細部を見ることができた。

ルノアール
バラをさしたブロンドの女

ルノアールの世界に説明はいらない。パーフェクトで、心豊かにしてくれる。その中で印象に残ったのは個性派のアンリールソー、アンリーマティス、モジリアーニだ。

ルソーは税関職員の仕事をしながら、日曜画家として活動した。

アンリールソー
アンリ-ルソー
「人形を持つ子供」

マティスは趣味のバイオリンがその域を超えており、1日数時間練習していたことは今回初めて知った。

アンリマティス
「ヴァイオリンを持つ女」

彫刻家を目指していたモジリアーニ。パトロンのギョームに絵を描くことを指示され、始めの頃は激怒しながら絵画に取り組んだ、という話も初耳。

モジリアーニ
「新しき水先案内人ポール-ギョームの肖像」

3人の画家はルノアールのように画業だけに没頭したのではない。 絵のほかに別の世界を持っていた。

そうして眺めると、絵の風景以外にべつの要素が見えてきた。

ルソーは公務員らしく、描く人物は真面目にまっすぐみつめている。子供も大人の女性も男性も同じ顔をしている。

マティスが描く部屋はヴァイオリンの軽やかな音楽が流れてきそうだ。

モジリアーニの描いたギヨームは彫刻ふうに彫ったような独特な描き方だ。ほかの女性像の絵も彫刻のようで力強い生命力を感じ、好きな画家だ。

 

 

明け方、母から言葉を受け取った

9月14日の明け方4時頃、テレビの方からなにやらミシミシする音で目が覚めた。しばらくベッドの中にいたが、恐る恐る起きてみるとテレビの電源が入って画面が黄色くなっていた。リモコンですぐに電源を落としてベッドに戻った。

すると心の中に母からのメッセージが浮かんできた。集中して受け取った。20分くらいだったろうか。その内容は要約すると次のようになる。

  • アーヘン大聖堂はとてもきれいだった。素晴らしい建物だったですね。

神様の創られるものはすべて美しい。

  • お母さんは退屈しません。生きている時も今も同じです。生きていると、不快なこと、感情的になること、気にしすぎることなどありますが、それらは地球の上ではチリやホコリのようなもの。吹き飛んでしまう。小さな凹凸は気にすることはないですよ。
  • ちさは変わらずに、いつまでもちさのままでいて下さい。

ドイツのアーヘンで母の感想を聞くことができて安心した。

そして励まされた。

確かに一緒に旅しているのだ。

徳仁天皇即位の礼正殿の儀で祝日

今日は臨時の国民休日。皇居宮殿松の間で、即位の礼、正殿の儀が13時より執り行われた。

5月1日から令和へと改元されたことに関連して、今日は平成の明仁上皇から皇位継承がされたことを天照大神にご報告された。外国180ヵ国以上の要人を含め合わせて2000人が招かれ、お祝いに参列した。

時代は目まぐるしく進んできた。

昭和時代:裕仁天皇の御代、1926年から1989年まで。25歳より在位62年間。

平成時代:明仁上皇の御代、1989年から2019年まで。56歳より在位30年間。

 

天皇陛下ご一家
天皇陛下ご一家

令和時代:徳仁天皇の御代、2019年から(末長く)。59歳より皇位継承。

戦争が終わって6年後の昭和時代に生まれた「戦争を知らない子供たち」だった私も、自然のサイクルに乗って古稀を前にしている。

天皇制は126代続いている。その中で私が生きた約70年は平和が続いた。

今日は歴史的な日だ、と新聞やテレビでは繰り返している。同時に私には奇跡の儀式に映っている。今日の複雑な国際情勢の中で180余りの国々が集まり、雅子皇后はお元気なお顔を見せてくださり、徳仁天皇は59歳で、天皇としての公務を継承された。

少し前は会社員は60歳定年で、これからゆっくりしたいと思う年代だ。生活はスローペースに移る人が多い。

生前譲位された平成の明仁天皇も85歳というご高齢で公務をこなしていらした。

徳仁天皇と雅子皇后の末長いご健康と安穏をご祈念いたします。

共に生きる

2019年、令和改元を迎え、母が5月に安らかにこの世を去った。

91歳、病名はいくつかついていたが、老衰も大きな要因だ。

最後の数年間、同じ空間で生活を共にしていて私の一部ともなっていた。

母が他界したら、私はガックリして数年は生きる意欲、気力がなくなるだろう。

数年前から覚悟はしていた。

人の死は、自然界の中のサイクルだ、友人が言っていた。

ところが、息を引き取って、自宅でドライアイスに囲まれていた2日目の夜。

どこからかメッセージを受け取った。

お母さんはあの世には行っていないよ。

ちさの胸に入って行き、もう少しこの世を見ていよう。

ちさが旅立つまで待っています。一緒にいます。

やすらかさが心に入ってきた。そして寂しさが消えた。

母もこの世を楽しんでくれるだろう。

急に強くなった。二人分のエネルギー。どこに行っても孤独ではない。

家族葬で行ったお通夜、そして告別式は予想外の明るい進行だった。

プロフィール

⚫︎電子書籍の出版:
「眼(あい)天使が語った道しるべ」
ちさ&タモツ 著
幻冬舎より2020年12月28日配信してます。

●単行本の出版:
「天使が語った道しるべ」
幻冬舎より2022年3月16日に発行しました。

● 職歴:
4つの会社で英文秘書業務。
介護のため57歳で早期退職。

● 過去:
39歳11月10日夜中の3時、見えない導き手の聖霊と出会う。初めの「2年間共に生きる」の約束が更新され、約30年に及んでいる。

● 現在:
10数年の父と毋の介護を経て、令和に入った5月末、母が他界。セミリタイアの生活に入る。マンション管理組合の仕事はタモツさんに勧められて数年間携わっている。

● 好きなこと:
書くこと、インテリア、旅、映画鑑賞、美術館巡り、街歩き

● 興味のある分野:
人間、宗教、思想、海外事情、規則、終活

● デジタルライフ:
マックブックは2019年7月始めて購入。ブログを始めるのに良い買い物だった。iPadは数年愛用。

● ブログ:
自分の話をするのは得意ではなかったが、古稀を迎えることを意識して挑戦。母の他界後、これを機会にまずは2年間、シニアライフのブログ投稿を続けることにした。その後、生活習慣になり続けています。

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