11月8日、日曜日の外出は久しぶりだ。
暖かな、やや曇り空の午後、絣展と近くの散策を思いつき、家を出た。
円覚寺の座禅会が催されたのか、寺の入り口は人がやや多かった。ミュージアムの中は二人。日曜日の午後とは思えない位、静かだ。その中で明治、昭和の古典的絣作品が待っていた。目を引いたのは久留米絣団地で制作されたお祝いのために作られたタペストリー。日露戦争に勝ったときの記念に創られた。日露の文字、大勝利の文字、軍旗をあしらったデザイン。他に病院が開院したときの記念品。万歳とある。古典久留米絣は幾何学模様、クロスが特徴で、はっきりした輪郭が印象的。
伊予絣の自動車とケマリを並べたデザインも可愛かった。昭和初期の子供用の着物。
今年の1月に訪ねた奄美大島の龍郷柄着物も幾何学模様が素晴らしい。
お土産に久留米絣のマスクを買った。