昼寝

あと1日で酷暑続きの8月も終わる。ここ一週間はノロノロ台風10号の進路が専門家でも読めず、日本全体が列島からの通過を願っている毎日だ。

雨の日、酷暑の日は外に出たくないので、ステイホーム時間が多くなる。気圧のせいか、気力低下、ダラダラと過ごす。昨日は午前から眠気に襲われ、2時間の仮寝、夕食後の睡魔でまた仮寝と、文字通り二度寝をした。

若い時は生活のリズムを考え、また、なぜか罪の意識のようなものがあり、昼寝の習慣はなかった。

今は我慢せずに、むしろ健康のため、美容のため、脳の働きを良くするため、体の不調には、運動よりも何よりも効果があると思う。

将来の生活を元気で過ごすために家で眠気を感じたら、健康第一、最優先で歓迎しよう。こんな生活が許される年齢になった。しみじみ。

秋田竿燈まつりー五穀豊穣と除災招福の祈り

旅の二日目は秋田の竿燈まつりの観覧だ。

パレードが始まる19時ごろ
竿燈囃子の太鼓と笛 19:05頃

今回旅グループの全員が竿燈祭りは初めてらしい。土地の人々の懸命ないなせな姿に、旅仲間は顔を見合わせて祭りの熱気を共感。黄金の稲穂に見立てた、最長は長さ12メートルの竿燈260本余りのパレード。立ち止まって披露する伝統の妙技。

秋田市大町、19:25 頃
竿燈まつり、19:25、2024

8月6日は4日間の祭りの最終日とあって、ひときわ演者のエネルギーがほとばしっていた。

「どっこいしょ、どっこいしょお〜」

腰で竿を支え、両足でバランスを取る大技

竿が「つ」の字にしなり稲穂状

竿には継ぎ目が何箇所かあり、祭りの終わりの頃、しなった竿が観覧席に迫って来た。継ぎ目が2度に渡って地面に向かって折れ、竿燈が水平になった。

私の隣のブロックの観客は倒れてくる竿燈にぶつかりそうになり周りに避難。私は席にギリギリ座ったまま、目前に迫る竿燈を見た。

アナウンサーは「祭りは最後で大盛り上がりです」
さほど驚いた様子はなかった。

青森ねぶた祭りー2024

今年のねぶた祭、4日目の8月5日にやっと念願かなって、観覧が実現した。当日は曇りで過ごしやすい気候だった。

激闘、雪の吉野山
北村隆

グループツアーで指定席を確保、明るいうちに青森港で待機している22基のねぶたの様子、その後夜のパレードの動きを沿道からじっくりと眺めることができた。ハネトとお囃子の舞台が目前に通過する。
「ラッセイラ〰︎、ラッセーラッセー、ラッセイラ〰︎」

独眼竜 政宗
真田幸村

ねぶた祭は七夕祭が起源らしい。7月7日の夜にケガレを川や海に流すミソギの行事で「ねぶた流し」と呼ばれている。
人々はこの夏祭りで無病息災を祈った。

エアコン不具合で困った話

残暑お見舞い申し上げます。

秋田県、にかほ市

8月5日から2泊で東北の夏祭りに出かけた。
3日間留守にして帰宅すると、部屋は熱がこもっている。エアコンをつけても送風だけで、夜じゅう33度から下がらない。

翌日木曜日の夕方、修理点検担当者がやってきた。冷却用フロンガスが漏れて、なくなっているらしい。取りあえず、ガスを補充して、劣化している部品を発注してくれた。次の作業は最短で3日後の日曜日の午前中。

ところが金曜日の夜中3時、浅い眠りの中、けたたましく「ガスが漏れていませんか?」と女性が大声で繰り返しアナウンスしている。飛び起きて、まずはコンセントを抜き、24時間対応の東京ガスに電話した。

夜中なのに20分程度して2人の調査員がやってきた。ガス漏れでも人体に影響がないと言われているフロンガスがキッチンや外の廊下まで流れていたそうだ。

エアコンがないとこの時期、何もできない。睡眠や体力が奪われるだけだ。室内でも服は木綿のちぢみ織り一枚で過ごしたい。日曜日まで2晩をどう過ごすか?

熱中症の危険が考えられる。駅近のビジネスホテルで睡眠を取ることにした。お盆休み前の金曜日、1泊だけ確保した。この選択は良かった。ぐっすり8時間の睡眠を確保でき、エネルギーも補給できた。土曜日の夜は薬局で大きめのアイスノンを購入し、枕にした。昔に比べてソフトタッチでゆるやかに冷却してくれる優れものだった。

白鬚神社、琵琶湖

それにしても「沸騰する地球」を感じる今年の夏、徐々に私たちの生活を変えていく気配。脳や眼球なども長時間、熱にさらされないよう気をつけねばならない。

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