4月28日木曜日、連休前の平日、国立新美術館を訪ねた。予約制のため混雑はそれほどでもなく、各名画の前でじっくり鑑賞できた。
ルネッサンス時代の精密画は正面よりすこし外れた位置から見ると、より生き生きしてくる。インパクトが強い名画が多くあり、全65点でもゆうに2時間はかかった。
ルネッサンスの作品の中では舞台演劇で見ているような構図が目を惹いた。衣装、インテリア、微妙な表情、ストーリー。いちばん印象的だったのは、カラバッジョの作品だ。作者自身(右から二番目)の自画像がこちらをみつめている。420年前のカラヴァッジョの視線だ。