25日、2日目の朝は珍しく5時に起きた。7時からの朝食バイキングが始まる前から並んだ。ホテルを8時に出発、近くの尾山神社の散歩からスタート。
すでに境内は外国人観光客で賑わっていた。広い境内の奥は金沢城公園口に隣接していた。
初代加賀藩主の前田利家公とお松の方を御祭神とする大きな神社。
利家は豊臣秀吉政権の五代老のひとり、身長182センチの長身で槍の名人だったそうだ。松は12歳で従兄弟の利家と結婚、2男9女を産む。利家が61歳で病死したあと、出家して芳春院と号した。71歳で金沢城内で亡くなった。
次に長町武家屋敷跡を歩いた。
普通の住居も多く、木戸を音をたててスライドする古い門構えが並ぶ。九谷ミュージアムの半分は店舗になっており、現代作家の作品も多く並んでいた。中庭に青木木米の割れた作品をモザイクにした記念碑があった。
昼食は旅行会社からの店指定のクーポン券を利用し、駅近くで能登牛のひつまぶし膳をいただいた。午後は室生犀星が愛したと言われる犀川方面へ向かう。
金沢市内には優雅な細い浅野川と雄大な犀川が流れている。
犀川をまたぐ犀川大橋を渡ると、すぐに寺町寺院群がある。
小規模な寺院の中に、ユーモラスな像や文学石碑を見つけるのが楽しい。忍者寺で有名な妙立寺は、予約必要だが閉館していた。
『春もやや〜けしき調う月と梅』〜 松尾芭蕉