12月17日土曜日、思い立って鎌倉駅に近い美術館の魯山人展を訪ねた。日曜日までの開催だったが、思ったほど混雑していなかった。というより私一人だ。
天然木の棚や李朝ダンスの上にゆったりと展示してあり、自宅でくつろいでいるようだった。

受付の横に一脚の椅子と机の上に一冊の古い雑誌「太陽」が置いてあり、魯山人の特集を組んである。多方面の有名人からのコメントや本人の言葉も多く、つい引き込まれて一時間を超える読書時間になった。ポッカリ空いた時間と空間の中で、ゆったりと魯山人の作品を眺めた。

これまで体験したこと、今の生活を、ちさと姿の見えないタモツさんが語った言葉をつづります。
12月17日土曜日、思い立って鎌倉駅に近い美術館の魯山人展を訪ねた。日曜日までの開催だったが、思ったほど混雑していなかった。というより私一人だ。
天然木の棚や李朝ダンスの上にゆったりと展示してあり、自宅でくつろいでいるようだった。
受付の横に一脚の椅子と机の上に一冊の古い雑誌「太陽」が置いてあり、魯山人の特集を組んである。多方面の有名人からのコメントや本人の言葉も多く、つい引き込まれて一時間を超える読書時間になった。ポッカリ空いた時間と空間の中で、ゆったりと魯山人の作品を眺めた。
朝目覚めると、不思議と心が強くなっていた。
不安な気持ちがない。
病院で予約時間を過ぎて90分近く経った頃、
午前中の最後に呼ばれた
落ち着かない1週間ーー
楽しいことをして、とメールが来た
生検の抜糸のあと、医師は「良性でしたよ」と明るく告げた
帰り道、花屋に寄ると、2本の紫色の翡翠ランが目を惹いた
一つは母の写真の横に飾った
もう1本はその夜お祝いにきた姪に渡した
急に世の中に光がさし、新しい人生が広がった
また何でもない日常を楽しもう
あるエッセイ本の中で、2017年制作のフランス映画「たかが世界の終わり」を知り、興味を持った。その後すぐに新聞の映画コーナーで2012年制作のアメリカ映画「チョコレートドーナツ」がグッドムービーと紹介されていた。
1週間のうちで2本の映画をレンタルしたが、奇しくも「性差別問題」と「家族」のふたつのテーマがあった。
両方ともレンタルで視聴した。シリアスなフランス映画の結末はモヤモヤすることが多いが、今回も。この映画の終わり方は見る人にインパクトを与えるのは確かだ。家族とは? 表面的に平穏無事で暮らす選択もできるが、引き金があって、礼儀も飛んで冷酷な扱いを受ける可能性もある。ホームはたやすく崩れることもある、それを選ぶのは家族だ。
「チョコレートドーナッツ」は実話。血のつながりはない風変わりな家族がいた。社会正義に燃えるゲイカップルはダウン症の少年を私たちの息子、スィートハートと呼び、愛溢れるホームを築いた。しかし理不尽にも他人がそれを壊すこともある。結末はハッピーエンディングではないが、観る人に崇高な香りを残す映画だった。「チョコレートドーナツ」は3回視聴した。
ボブディランの歌、I shall be released any day now (私は今日にでも解き放たれるだろう) から引用した Any day now が映画のタイトルだ。
11月も今日で終わり。
トレーナーの熱心な指導のもと、本気でダイエットと運動を始めてもうすぐ3ヶ月になる。7キロ減量目標の半分達成した。長年の頑固な生活習慣を変えられたことも実感できた3ヶ月だった。
体内の断捨離も気持ちがよい。微量ながら筋力をつけながらダイエットしているので、朝夕、自宅で腹筋運動やスクワットも苦役ではなくルーティンになりつつある。
具体的に改善されたことは、
● 1日2回の間食がなくなったこと。
● ゆっくり味わうので、満足したら、食べ切らずに残すとい
う選択ができる。残りは次回の一品になるので経済的。
● 経済的といえば、外食の数がめっきり減り、自宅で工夫している。料理を扱う番組もよく見るようになった。
● 夕食後は活動量が減るので、少ない食事量でいいとアドバイスを受けた。胃袋感覚でこれを実感。軽い運動を夜も行う気になる。
これからダイエット後半戦、3月迄に目標を達成したい。
シニアなので集中しながらも焦らないでいこうと思う。
年季の入った築50年のマンションに住み始めて約15年。
管理会社を持たない、入居者主体の自主管理の形態だ。
今年の大きな計画の大規模修繕工事、8月22日から始まり、11月21日に修理やお化粧直しが無事終了した。
朝10時、理事会の役員4名と施工会社責任者が集まった。建物全体の補修状態の確認で屋上から駐車場まで見廻りを1時間ほどかけて行った。
近年他の水道関係や床工事等を優先した。そのため後回しになっていた18年振りの大規模修繕工事がやっと終わり、清々しい気分だ。
政府の住宅金融支援機構から総工事費用を借り入れして実現できた。低金利で返済期間は10年間と会計にやさしい制度がある。お世話になり有難うございます。入居者の総意です。
11月12日13日と有明の東京ガーデンシアター、定員8千人の会場で国際規模のフィットネスコンテストが開催された。知人がエントリーしたので、ボディビルの世界の観戦の機会を得た。
朝から夜9時過ぎまでの開演と長い。午後2時から観戦した。午後は開会式に続いて女性ビキニ部門、男性フィジーク部門、ボディビル部門を観戦。
世界中からの男女の筋肉美に目を向けた1日だった。筋肉について考えることはほとんどない人生だったが、今回の経験で人物を見るとき筋肉が気になりそうだ。
歴史をさかのぼって運慶快慶の仁王像も思い出した。改めて東大寺南大門の金剛力士像(仁王像)の筋肉美、ポージングにも目を向けた。
10月、自身の誕生日記念に、サボテンを探していた。
いくつかの花屋を回ると、サボテンコーナーには意外に多くの種類が並べられている。横浜そごうの屋上園芸店をのぞくと、マダガスカル島からの芸術的なフォルムの長くて大きめの一品物を見つけた。ユニークな形に心が動いたが、置く場所に困りそうだ。目立ちすぎて、今家にある小ぶりの10個の観葉植物が霞んでしまうのも気になる。
結局、近所の花屋で見つけた小さな一般的なサボテン、「金烏帽子」を育てることにした。別名、「ゴールデンバニー」。
ウサギの耳に似ているところに由来した名前だろう。購入してから10日経った。
小さな産毛が密集した新しい耳が可愛らしい。
10月24日から2泊3日で旅に出た。
交通手段は友人が運転する車。旅の目的は、コロナ禍で延期になっていた学生時代の知人を訪ねることだ。そのあとは気軽なノープランで進んだ。
無農薬シャインマスカットや米を生産、ワインも販売している「児玉邸」は東御市(とうみし)に位置している。
訪問した日、自宅で主催されるジョージア産ワインの大イベント前日で準備が忙しい中、お邪魔した。午後のひととき、今までの人生の歩みを振り返るユニークなひと時を過ごした。
車窓からは東京、群馬県、長野県と次々とに変わる日本の秋色を感じ、久しぶりの田園風景を思い出す。
北佐久郡、偶然ランチに入ったオーストリア料理と創作料理のお店。コース料理でも量はちょうど良く、愛情の感じられる料理だった。後で調べると4つ星。
3日目、軽井沢町を走っていると、塩沢湖の看板が出てきた。昔、ボートに乗ったことを思い出し、横道に入る。今はタリアセンという有料複合観光施設の中央部に位置していた。旧朝吹山荘内では五十嵐吉彦画伯の水彩画展が催されており、素敵な軽井沢や欧州の景色を鑑賞した。
群馬と長野の県境に昔ながらの荻野屋の峠の釜飯の出店がある。牡蠣釜飯も限定販売。店は写真の左側だ。右側に奇岩、高岩山がそびえていて目を見張った。存在感の大きな奇岩だった。
プロレスには関心がなかったが、10月1日の逝去報道には驚いた。享年79歳。
政治家になってから、新聞に載るニュースは胸のすく内容が多く、日本人からみて型破りの行動力を持っていた。
若いころ、自宅に侵入した泥棒を夫婦で捕まえた。独自のルートでイラクの日本人人質を解放した。国交断絶だった北朝鮮と友好関係を深めた。ユーチューブで荘厳な病気との戦いを死の間際まで記録し、公開していた。個人的に記憶している話題をたくさん思い出した。
確かテレビ局は逝去当日に、2時間の特別追悼番組を流していた。最後まで見入ってしまった。モハメッドアリとは始め、会見で火花を飛ばしあい、悪口の言い合いだった。しかし後年、アリから結婚式の招待状が届いたそうだ。また「アリ、ボンバイエ」の曲を贈呈され、猪木のテーマ曲「炎のファイター」にアレンジされた。
多くの名言が紹介されている。私が特に好きなフレーズは
「元気が一番。元気があればなんでもできる」
「ちっちゃなケンカをするたびにスケールがちいさくなる」
もうすぐ古稀を迎えて1年になる。自分を観察してみると、やはり昔と同じではない。身体能力の低下を認めざるを得ないのが現実だ。
先週、初めて歩行困難、立っていられない目まいを経験した。
横になってもコップの水も飲めない。胃腸の不快感。症状が急速に進むので、生まれて初めて救急車で搬送された。重なるストレスや加齢による衰えからきたらしい。後日、一過性の目まいで再発はあまりないと診断され、安心した。知らず知らずに集中時間が長くなる行動パターンがストレスを生み、脳に負担をかけていた。
昨夜、外を歩行中、光り輝く月に気が付いた。自宅に帰って調べると十三夜の栗名月の晩らしい。夜中、再び月をじっくり眺めた。欠けた十三夜くらいを目標にし、休みながらゆっくり前へ進もう、と思う。